No.1,115
2013年12月 9日
ゴルフシーズンも終了ですね、日本の男子プロは先週も勝った松山英樹君が21才の新人にして今期4勝目、シーズン賞金王を確定させましたが、米国メジャー大会でも結果を残しましたし、身体の故障が多く気がかりではありますが、この国では「モノが違いました」。同じ年の石川遼君は15才でプロツアー初優勝してから「ハニカミ王子」とのニックネームで呼ばれ、以降数年は賞金王も獲り破竹の勢いで「時の少年」であり、持てはやされしも、此処のところは「世界の壁」に打ちのめされ最中。
この両者を並べると誰もが思い浮かぶと思いますが、アノ日本列島を魅了した甲子園夏の大会決勝で引き分け、再戦を投げ合った「ハンカチ王子」こと現日本ハムの斎藤佑樹投手と、コレマタ現時点日本最強の投手に成長した楽天イーグルス田中のマー君。「なんだか王子」と若きし頃に脚光を浴び過ぎてチヤホヤもされ尽くして、だからどうなった、とは内実は知りませんが現状だけ見れば両者「カクのごとき」。
早くから結果を得て、環境が整い過ぎてしまえば勝負士にとり肝心の「闘争心」、「モチベーション」なるものが低下、燃え尽きてしまうのかもしれないね。これはスポーツに限らずに、なんの世界にも言えましょうが「ハングリー精神」無き所にはナカナカ昔で言えば「ひと旗あげてやろう!」的、負けず魂は湧きおこって来ず結果、早い段階で成長が止まってしまう事もあるのでしょう。元々の能力、そして伸びシロがソコまでだった可能性も加えてですが。
斎藤投手の場合も高卒後、早稲田大学でキャンパスライフを選択したのとは対照的に、田中投手はプロの世界で如何ほどの上昇志向で日々研鑽して来たろうか、あくまでプロ選手としての過程上ではありますが、ゴルフ界と野球界において対照的なライバル同氏の「現立ち位置」。どうぞ今後も「再逆転劇」を何度も披露してくれる様な高い位置でのプレーを2組には期待致しますが、言うは簡単も当の本人達は「ほっといてくれ」って処で有りましょうが、身体に無理をせず長く現役を生活続けて下さい。
そして、昨夜はボクシング亀田兄弟の2男3男の世界タイトル戦中継があり、ご存じの通り大毅選手が相手方に計量違反があるにしても、負けてタイトル防衛に前代未聞と一夜明け騒いでおりますが、正直「どうでもいい」。かねてより担当テレビ局の思惑がしょうもない、と存じます。