No.1,122
2014年2月10日
外せぬ時の話題は小保方晴子女氏の歴史的大発見です、対象の「STAP細胞」なる夢の万能細胞は並みの研究者ならば端から「ん?」、と引っかかりもしない細胞の変化に着目疑問を持った彼女の「どうしてどうして?」と、子供の様な単純な発想を妥協せずに突きつめた産物でしょうか。 シロウト目にも生化学考が熟達していて、この先の進展はそれこれ「神の領域、人間による解明も限界か」、とたまに目に触れる世界の研究者達の地道な白衣姿の努力も、新結果へとは結び付けづらい感覚でいましたが「やっちゃった!」ってね。加えて30才の若さでアナウンサーの「アヤパン」似、祖母から頂いた割ぽう着姿で研究している個性が又庶民受け満点、オリンピック前の久々の手放し明るい話題。そんなキャラクターが先行しがちですが、肝心の研究成果がノーベル賞ものらしく先のIPS細胞の中山教授も頷く仕事。 しかし、これだけコンピューターが発達して京とかの単位を瞬時に計算つくすを世界で競う時代にあって、何とも「アナログ的」試験管実験の繰り返し理系女子ど根性が「世界の権威」を撃破した痛快感は、まだまだ辺りに各分野可能性が転がっているかも、と期待安堵いたします。「IT」とか政府主導で新産業成長開拓も久しいが、スマートフォンの普及で一服感、ソーシャルネットサービスも功罪に目が向けられだした昨今、ゲーム類もアナログの対人、「将棋に人生ゲーム」なんて言うのが見直されるのでは。
いずれにしろインターネットの情報過多が、「考え想像し生きる」醍醐味を損なってしまった、は時の流れと言えど看過できない。日々の生活を豊かにするには「来た道を引き返す」も有りなのでは、その豊かさとは物質では無く精神性、「何が大切なのか」を今一度考えてみるのも良い。
原子力発電の是非が切り口になれば、具体的にイメージが見え広がって行くでしょう、小笠原諸島の西之島と噴火でつながり拡大中の新島を見ていてもこの岩盤プレート変動噴火地帯の日本列島、今後如何なる姿に地殻変動なり姿を変容なるか、そんな地盤に穴掘って原発使用後の核のゴミを埋める作戦には、未来のカノ地の生物への配慮は「無」と宣言している様なもの、今だけ良ければよいと。
逆に、石油採掘は長い長い生物歴史の築いてくれた恩恵をむさぼっているワケで、どうにも各資源と人との調和は行くところまで行く、しか道は無いのでしょうか。