No.1,123
2014年2月17日
昨日は建国記念日で祭日、久しぶりに昼間からビールを飲みつつ冷凍庫に備蓄してあったジンギスカンなんかも思い出し用意、典型的「ぜい沢幸せなる休日」の時間を外の雪景色を眺めながら過ごした。数日前は東京でも記録的な積雪あり、ニュースではもっぱら都会の雪に対する抵抗力の無さに右往左往を伝えている。もっとも東京で生活している多くの人達は全国の田舎から出て来た人達で、雪に対する免疫は言われるほど無いわけではない。
さて、祭日も仕事であった方々には「すみません!」が、その祝日昼ビールからワインへと飲み進み、やがて夜になりオリンピック関連番組を見ていると、明けて26時30分からは高梨沙羅ちゃんのジャンプ決勝生中継、同時刻の別チャンネルでは話題急騰期待の15才スノーボード男子ハーフパイプ平野君、これまた決勝生中継ですと。「世紀の瞬間」を見届けようと睡魔と闘いながら辿り着きました、12日の午前2時30分。
さて、ここからはご存じの様に当五輪で一番に確率高く金メダルを期待されていた沙羅ちゃんは残念ながらの失速4位、これは結果として致し方なくもそれより、中継で解説していた元メダリストジャンパー、原田氏の感情の揺れが無さ過ぎる淡々とした舞台にそぐわぬ解説ぶりがやけに印象に残りまして。極端に大騒ぎ興奮しながらのコメントも大迷惑でありますが、今回は何かローカルな練習試合を伝えているかの如き低いテンションに終始。単に私の「昼からアルコール頭」の受け取り方のせいであったならば良いのですが、「もう少し気を入れて行こうよ」ってね。
そして若干17才沙羅ちゃんの日頃のインタビューを見ていても気にかかるのは、出来過ぎた応答。非の打ちどころのない一貫した周囲への感謝の言葉の姿には教育されつくした何処か宗教家の問答にすら映る。ジャンプを習い態度を習った「お父さん道」なのでしょうが、難しいね、「ホドホド」ってのが一番難しい。
ともあれ高梨沙羅ちゃんには今後もジャンプと共に、人生も楽しんでこの先も姿を見せ続けて欲しい。
そして同時刻の裏番組のハーフパイプ決勝はチャンネルを行ったり来たりしながら見届けておりましたが、平野君銀メダルに続き平岡君も銅メダルの「大収穫スノーボード、日本での認知キッカケ五輪」へと相成りまして、若者の可能性は実に手放しで我々の視界の先の空を超え羽ばたいておりますよ。