No.1,224
2016年3月28日
南からは桜前線がスタート。オリンピックの聖火リレー如く、連日の北上をニュースの一コマで気にし、ワクワクと待ち受ける。
ここら辺りに来るは、あとひと月程でしょうが、各地お花見映像疑似体験で緑ヶ丘公園の芝生模様なんぞも気にしつつ。それと、ここの処の気温上昇で歩道に高く積み上がった除雪後の雪もだいぶ解けては交差点の見通し改善、「春よ来い、はーやく来い!」と万全に待ち構える。が、しかし、例年ここから肩透かしの、もうひと雪「ドサッ」と来たりするのよね。
毎年秋から冬時期にかけ、街並みや庭の草花の色付きが無くなると妙に「さみしーく」なり、もう二度と春を迎える事が無い感覚に襲われたりする。自分の人生の中ではもう、光り燦燦と輝く中で色彩鮮やかに色付く日々は訪れる事は無かろう、なんて、冬を生きている。でも又もう一度「春が来てくれた」と半ば戸惑いながらもせっつかせられる様に陽だまりに出てみる、って感覚のここ数年いい大人に成っての春模様。たまにそんな消極的な顔を見せると、誰かが「まだまだ、これからもうひと花もふた花も咲かせちゃって下さいよ!」と元気づけてくれますが正直、時代の変容に違和感覚え年齢も感じ。それでも又、春に励まされて生きるのでしょう、が。
人類史永遠の起承転結ね、もっとも季節変化無い土地も御座いますが「一年十二か月」を当然として繰り返し生きる営みに、幸あれ。
そうそう、世間では卒業に入学入社シーズン。多くの企業でも新年度を迎える「新装」の頃合い、明るく勢いよく行かねば。
ここでボクが書き始めた頃には、未だこの世に誕生していなかった沢山の若き男女がもう既に成人し、お酒も飲んで社会の一線に出ているのよね、愛おしいですよ。その人生の中で、この不思議なページに出会い記憶にある人々もおりましょう。そして更に二十年後にはどんな社会に彼らが立っているのか、今日と繋がっている事を信じて、今年も種をまきましょう。