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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,404

Bunちゃん

2019年12月16日

 今年も残り半月です。辺りはすっかり冬景色で気温も下降維持、まだ冷蔵庫内の方が暖かし。缶ビールなんかは外に放置しとけば、キンキン冷えで極上うまい。
 この時期はお歳暮でビールを頂く機会も多いのですが、普段は時勢でもあり自宅では発泡酒缶を飲むが常。がしかし、頂き物は各メーカーが本腰で「高級路線味勝負」の本物ビールであり、年間通して稀な味わいどき。
 若かりし頃はいずこのブランドを飲んでも左程、違いを口中で感じ取り、シミジミする事も無かったが「年の功」か、コクの差異を感じるのよね。いっとき、自宅に業務用ビールサーバーを据え、夜ごとビールパーティ的な賑わいの日々を送っていた時期もありました。想い返せばバブルの残り香が漂う頃、酒屋さんでビアガーディンをやっていた身内もおり、ビールを口にしない日は無かったような。
 話は少し飛びますが、「ビールが心底美味い!」と今でも忘れられない瞬間があります。皆さんにも有る事でしょう、同じビールを口にしても体調と周囲の雰囲気で、まるで味が違う様に感じる事が。これは飲食に限らず、人生の全ての経験で言えますが。
 さて、ボクの忘れ難き刻まれた「美味い、ビールの喉越し瞬間第一位」は20代バイトの帰り、中目黒駅改札を出た処で華やかなキャンペンガールのお姉さんに差し出された一本の缶ビール。「なんだ?」と周囲を伺うと、どうやら新発売ビール試飲サービスらしい。それはそれはジリジリと蒸し暑い都心は夏の昼下がりの事。反射的に受け取り、口を付け頭をもたげグビグビ、「ん?、なんだこの口当たりは!」これが、かのアサヒスーパードライ世間初お披露目の瞬間だったのですねー。
 当時はビールと言えばキリンの独壇場で、まさか数年後にアサヒが追い抜くとは思いもしなかったキッカケ登場場面。辛口ビールでうまかったよ。現在は何処のメーカーも遜色なく、一押し品は味わい深く違うね。

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