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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,450

Bunちゃん

2020年11月30日

 今年異例の無観客で始まったプロ野球も、大詰めの日本シリーズ。セリーグ巨人にパリーグソフトバンク、と昨年と同チームの対戦に。
 他の競技同様コロナ対策で観客無しの開幕当初、テレビ観戦で思い知らされたのは、あらため純粋に一つのボールを巡り「投げ打ち走り」で発せられる「音」への人の感受性力。野球場客席で太鼓にラッパに飛び跳ねる、それらを排除した今年のプロ野球中継はメジャー球場の如くリアル感満載。球場に足を運び応援して来たファンの方々には申し訳無いが、そこの御蔭でボクはプロ野球に戻って来た。   
 思えば遠くへ来たものだ。巨人のV9時代子供の頃は、「3番ファースト王、4番サード長嶋」を中心に日本の活気熱気が回っていた。多分に漏れず幼稚園の頃より王選手を真似、左利きで野球に明け暮れた。小学校中学校高等学校と何れも野球部に入り、『野球中心の18年間』と呼んでも過言では無く。高校卒業後上京してからも度々ジャイアンツの応援で後楽園球場のライトスタンドへ赴き。やがて数十年、ここの処テレビ観戦も北海道は日本ハム戦ばかりで離れていた。     
 後楽園球場時代日ハムは巨人の背中合わせに球場をフランチャイズしていましたが、観戦した事は無く。今の北海道に堂々と根差した姿、想像する術無く。
 話戻し今年の日本シリーズ、第三戦まで終始テレビ観戦、手元にはビール。恐らくこんなに真剣に野球を観るのも、イチローとか出ていたWBC大会以来。感想、知らぬ間に球界の盟主「読売ジャイアンツ」に取って代わっていた「ソフトバンクホークス」時代の、激流見せつけられ。清々しいほど圧倒的な現実の推移。言わば「アナログ新聞ナベツネVSデジタルIT孫正義」の、時の移ろい力。まいった、見ない振りして終えようとしていた人生、我が原風景「野球」で知らしめられるとは。
 夢はプロ野球選手からシンガーへ引き継がれも、背を向けしネット世界に最後は飛び込まざるを得ない様相。
 「もうひとチェンジ!」なんだね。

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