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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,487

Bunちゃん

2021年9月13日

 コロナ禍の中非常事態宣言発出等、一年と半年余りの間、世界中でたくさんの生活の転換がありました。
 多くの命を直接的影響で失い、関わる全ての人々へ甚大なる負の日々を強い。これに対峙する上で各々の考えの違いで「同調圧力」っていう言葉のリアルも見せつけられた。  
 「分断」とは、自分が正しく、一方彼らは間違っていると、片側からの思い込みで理屈抜き腹底から怒り沸騰によるところの罵倒心に捕われる所から生まれる。「自分は正しく、奴らは間違っている!」と。そこん処の根っこは、生まれ育ちや、成長過程の環境、日々耳目する情報により、それぞれがそれぞれを根拠づけ、その人の性格上好ましい情報を勝手に取り込むこと。右とか左、何派など、解り易く言うと例えば、原発推進派に対しゼロ派とか。これらは、幼い頃から知るよしもなく、まず自分の親や一族の生活の基盤に左右される。ひいては自分の日々の生活を成り立たせる「生きる糧」の出所に、引きずられる。
 実感として意識し出すは、初めて選挙権を持った時ってケースも多い。自分で考える前に、寄る周囲の組織から「誰々に投票しなさい」って事は普通に経験ある事。これも元を正せば、自分に繋がる利益にヒモ付いた一票を投函している。
 随分前、中国で市井の人々へのインタビューをテレビで観た光景にヒドク腑に落ちた言葉があった。一党独裁の支配に暮らす国民へ、民主主義が正義の国の人からの問いに対し、その中年の女性はサラッと、「ご飯が食べられたら、上の人は誰だってかまいはしないわよ!」。ドキッ!としましたね。そこには一般の人の本音の全て、祖先からの歴史を引き継ぎ、現在まで遺伝子を繋ぎ続けて来た大いなる秘密に衝撃を伴い視た気がした。それは、選択できるは大なる贅沢な土壌の上に在った、と。 
 コンビニで百円の菓子一つ選ぶ行為、その脳の快楽ホルモンをくすぐるを可能とするこの国の今の時代に生きる幸運。そして〝分断〟を超える術を沈思黙考。

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