2022年3月14日

　『コロナ感染』報道をかき消し、世界を席巻するロシアのウクライナ侵攻情勢ですが。　　　　　　　
　連日戦場映像を観ては思う、これは現実なのだろうが、どこか現実では無いのではないかと。多分、ロシアの一般国民の心とウクライナ国民の心が双方、憎しみの果てに対峙している訳ではない、と視えるからなのだろう。
　加えて先の大戦のそれは、白黒画面であったが故に、何処か遠く現実感に欠けて記憶の中に残る。白黒の昔の時代の事であり、漠然と終わった事と、どこかで感じていたと気づく。
　そして今回リアルな爆撃戦場映像、兵隊市民の姿をカラー映像で初めて観、過去の大戦映像に頭の中で次々と色が付いて視え始める。同時に、幼い頃の自身にまつわるアルバム白黒写真の数々も、色付いて書き換えられ視え出す。
　戻ります、〝21世紀版ルール無用ケンカの行きつく先〟、プーチン大統領一人消えたならば、この愚戦はこの先立ち消えるのか。もしくは誰かが引き継ぎ続行か、全く逆ベクトルへと導くかは、解らない。ＳＤＧs持続可能社会へ、なんて言っている前に、人間の地球環境破壊は直接的に人間のＤＮＡ連鎖を分断へ、とさえ追い込む。〝核兵器〟だって所有すれば使ってみたくなるのやも知れぬ。たびたび申しますが絶対的権力は絶対的に腐敗するを何度も実感して来ましたが、国家やどの組織にも漏れず当てはまり。
　北京オリンピック開会前、ロシア大統領が出向き中国主席へオリンピックとパラリンピック空白間に作戦完了、の伝達あったのかも知れませんが、世界のパワーゲームは御覧の通り筋書通りに進まない。
　第二次世界大戦終結から77年、かねてより人の世は「３世代目へと時が過ぎると、先人の功績も願いも元の木阿弥と化す」と言われ、その通りなんだよね。
　世界の秩序もこんな感じで、世界中の古代遺跡文明もかき消され埋もれては、後代に考古学者の大発見発掘騒ぎを呼ぶのでしょう。
　ただ、核放射能拡散となると、地球の寿命に生物が追い着くかは知れません。