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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,522

Bunちゃん

2022年6月 6日

 今年は三年ぶりに帯広の平原祭り・盆踊りを開催するらしいですが、このままコロナ感染が右肩下がりに収まっていただきたいですね。十勝川大橋夏の花火大会も、「ドーン!」と賑やかに数万のお客さんを集め、マスク無しで楽しみたい。
 近頃になっていかにマスクを手放していくかの段取りが論議され出してもいます。ここまで三年間に渡り、毎日毎日マスクをして出歩く習慣が付いた人々は、これが当たり前と脳にインプットされたのを又、取っ払うのに三年間かかるのではないかしら。
 言われるように、顔半分下を他者から隠す日常が当たり前の、数年間の時間のもたらす影響は殊の外大きい。ましてや、これ又言われるように幼児に身に付かせたこの習慣は、今後どんな影響を個々人の生涯に響かせるのだろう。「負のトラウマ」は、誰彼関係なく身体に入れて欲しくはない。
 例えば、ウクライナ戦争で日夜砲弾に身をさらされた人々は、今後生涯に渡り「ドーン!」と花火の音を聴くたびにこの悲惨な侵略戦争の場面が頭をよぎり、震える事になるのだろう。そしてそれは受けるウクライナ側も攻め入るロシア側兵士にとっても同じく、とてつもなく苦しい経験の記憶となる。
実際に身体の一部を損傷した人々、身近に愛する人々を殺傷された人々へ残る、一生消えない体の心のキズ。
 ボクらの両親祖父母世代、戦争を経験した人々はその体験を「苦しみを思い出したくはないから」と語らない。ここ数十年間でも同様に、欧米諸国の中東への正義派兵と言われる軍人達に生じたその後のトラウマは、彼らの人生を破壊している。それは何処の地域・国・どの民族においても受けるキズに反応する痛手は同じだ。だから、もう過ぎた過去の戦争ではなく、せめて今の時代に生きる私たちがコントロールでき得る『この時代の戦争』を強く憎む。
 対ウィルス、コロナ禍マスク生活の及ぼす影響、対侵略、戦禍の及ぼす影響、今を生きるボク達の責任に違いない。

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