No.1,555
2023年2月13日
先週はトルコで大地震発生、報道ではシリアと合わせ現況では1万人超の死亡を確認。この先は建物崩壊に巻き込まれた不明人の、死傷者数万人ともへの安否確認中。
かの国の地断層状態への知識はありませんが、50年、100年間隔程で世界の地形は変わり続けて来た。現在の五大陸の世界地図の姿を、我々は見慣れ、大昔から変わっていないと何処かで認識しているが、とんでもない。地球の海と大陸と島の形状は刻々と変化続けている最中、の認識が我々にはない。だから、世界の何処かで地震や噴火に異常気象が目付くと大騒ぎするけれど、地球にとっては普通の活動。ただ、勝手に地球上に間借りして暮らしている『人間』が、天災だとか人災だとか、その時代に生きているタイミングで騒いでいる。
その昔、科学が未開以前の時代は、「天の地の神様が怒っている!」と、あの手この手で祈祷をして来た。祈りを捧げるしか、恐怖を薄らげる手立てを知らなかった。雨が降らずに作物が育たなければ、雨ごい。嵐に見舞われた時も、病が蔓延した時も、あらゆる分野で苦しめられた時には『祈り』しか為す術がなかった。
やがて、地上が平らではなく丸く、見上げる星たちが移動しているのではなく地上が動いている事を知る。天気予報が刻一刻と、正確に天の状態を予測して『備える事』を人々は知りだす。病の起きるメカニズムを日進月歩に解明しては、備え治療する事を人々は知り、実行した。先人の研究・探求の結果、科学の進歩で『現状・原因を知り、対策を講じる事』を人間は進めた。
『人生100年時代』なんて言うのが、どうやら今の時代の希望にも、重荷にもなっているようだ。そして地球を知り尽くしたと思い上がった一部の人間は、今度は宇宙に支配を広めようと思い始めた。地球を消費尽した後は、月だ火星だとコロンブスの気分でロケット製作を希望として、商売にする。
地球は、ただ人間の思惑とは無関係に呼吸しているだけなのに。