2024年4月15日

　ここ暫らくは、政治に関してはノータッチで通しておりました。それは長い事観ていての結果、ある種諦めの境地だった気がしております。
　想い返せば、若く活力余る頃は政界の中枢に興味を持ち、報道関係を漁ってもいました。とても面白くもあった、個性ある多くの政治家達の言動、そこに対しての敏腕なキャスター面々との攻防。「キャラクターと時代背景」だったのでしょう、その動きに民衆も一喜一憂し選挙を中心に引きずり込まれていた。そして投票日の開票速報中継への関心の高さ、と言ったら現在の「即当確」とは雲泥の差。
　さて近々に戻り、個人的には安倍晋三元総理が亡くなった時からが政治への関心崩壊であった気がする。あの時より「絶対的権力は絶対的に腐敗する」の原則を元に『強』をくじく活力の源が消えた気がしている。ご承知の通り、以後統一教会への関係政治家、そして現在のパーティ券裏金問題への一大騒動が噴出。これらは、長き安倍一強政治へぶら下がっていた人達への因果応報そのものと視える。
　そしてもっと言えば、世襲政治家達の世代を超えたソレである事、が視える。世の中を、人間を、長い間俯瞰しているとほぼ同じ法則に沿って始まり終わる様に思える。
　稀に出現する超人達の思考行動は、以後の人々へ『便利』を加速させる物体を構成さす契機をもたらす。それが幸福的か破壊的は、以後数十数百年経ねば何とも結論付けられない開発ですが。少なくともその時代にとっては、「人類を後世により良く生き延びさせる」を主眼に人生を賭け取り組んでいましょう。分かり易くは、東芝、ソニー、ホンダにトヨタ、京セラからマイクロソフト、アップル、グーグル、アマゾン。そして現行は、テスラにスペースX他を手掛けるイーロンマスク氏の動向が、如何に未来に影響及ぼすか。
　ご承知の通り、公開された映画『オッペンハイマー』氏が原爆を開発せぬとも直に他者が為したであろう事。地層が知る過去と反し、『人類の未来は、未来人にしか知れぬ』が心残り。