咲けない人
2018年7月 2日
私の職場は就労系福祉事業所だ。一般就労が難しい障害者に働く場を提供している。身体・知的・精神の三障害に加え、難病患者も利用者として通所している。主な仕事は縫製作業。長年縫製関連の仕事に携わっていた人はいるが、入所時ほとんどは未経験者。
ランチのリクエスト
2018年6月25日
時々ランチのリクエストがある。「そのうちご飯でも食べませんか」と誘われる。 その1つが、絵手紙や美術館の友の会で活動する元気なおばさんたちだ。自称プチ作家?の話を聞きたいようだが、芸術的感性を秘めた彼女らこそわたしの方がファンなの
節目・・
2018年6月18日
人生で主な節目と言われるのは入学と卒業。入社や結婚。転勤に退職などがあり、神社の節目一覧には私の生まれ年が古希と記されていた。例えば創業祭や周年記念は、たいがい末尾が5か0で行事が行われる。 今年は、江戸が明治となって150年目に
せっかくのカツ丼
2018年6月11日
食べ物にも感謝していただかなくてはならず、場合によっては我慢も必要なことだってあるのだ。しかしまたあるところで気になることがあっていかがなものかなとも思ってしまう。感謝が基本だが、疑問も発展のためには欠かせないのではないか。 ラン
アニバーサリー
2018年6月 4日
札幌大通り公園を歩くと甘い香りが漂ってくる。札幌の市木ライラックが咲き誇っている。濃い紫、薄い紫、ピンク、白。風に揺れ香が流れる。さっぽろライラックまつりは終了したが、6月上旬までライラックの花は見られそうだ。 市内を歩くと随所に
新聞記事を書く
2018年5月28日
昨年の秋まで、契約で新聞社の取材記者をしていた。家庭の諸事情で辞めることになったが、3年半で380本の記事を書いていた。 その内容は、イベントや総会、医療講演、学校行事など様々だった。訂正記事は恥ずかしいので、名前や数字には特に注
ここは・・
2018年5月21日
眼科で、「白内障手術後の1週間は保護メガネが必要です」と奨められたアイケアグラスが、紫外線や花粉症対策になることから、外出の時も手放せなくなった。 カラフルな色も掛けたくなり、メガネショップで訊くが取扱いはなく、地下街のドラック
櫻
2018年5月14日
新年を迎えて極寒の毎日を送っていた。時に雪が舞い、降り積もるたびに除雪をする。家の前、西側、裏側、と広くて大変なのだが要領よくやる。とても全部きちんとやれるわけではない。 生業は売り上げが落ちて大変だ。1月や2月はそういうものだな
生きずらい人
2018年5月 7日
三十八歳男性。独身。今年になって初めて発達障害と診断された。障害者の就労を支援する事業所に通所している。仕事は縫製作業。手芸が好きでどうしてもこの仕事に従事したいと、二度の面接に挑み採用された。手先は器用だが作業が遅い。遅くとも丁寧な
大谷翔平の価値
2018年4月23日
「文章は難しい事柄をできるだけ分かりやすく伝えるべきだ」 そう述べていたのは井上ひさし氏だった。私にとっては私淑する作家だ。 今回はやや難しい、人の心に潜む価値について書きたい。 その糸口として、大谷翔平の大リーグでの活