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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,024

Bunちゃん

2012年1月30日

 北海道ファイターズからテキサスレンジャーズへ移籍合意したダルビッシュ投手、テキサスでの会見ではかつてのメジャー入り日本選手がそうであった様な「浮かれ喜びいさむ気配」は見せず、彼らしく淡々と受け答えをしておりました。 
 そして帰国後、札幌ドームでフアンへ直接移籍に至った心境を語りたいとの事で、注目が集まっておりました処。「元々言っていた様にメジャー志向は無いが、昨今闘争心むき出しに勝負出来得る、気概有る場面を持ち得ずに投手として物足りなくなった、加えて近年日本人選手への低評価にも発奮、そしてメジャー行きが周囲の期待と受け止め」と。
 自意識、金銭目的ではなかろう、と感じてはいたが彼は勝負師、職業野球人として純粋に高みを目指していただけの結果の渡米でありましたのね。「勝負!、さあ、世界一の投手を目指すボクの球を、打てるものなら打ってみなさい」、との宣戦布告は小気味良く、それも何ら気負う事なく心情を吐露する彼の会見からは、「違う次元で野球に取り組まざる得なかった」ゆえの孤高、孤独さを切なく思い知る。
 オリックスに居づらくなって、マリナーズに移籍した時のイチローにも通じる心境なのでしょう。一人だけ年棒が格段でチームメイトや球団とは見えない厭な摩擦も感じ、そして肝心の仕事場であるバッターボックスの勝負では、たやすく結果が出てしまう違和感、モチベーション維持困難感。
 どうぞ、ダルビッシュ君におきましては思う存分にベースボールゲームを無邪気に楽しんで来て欲しい、メジャー入りの本心を聞かされた今では「日本球界を不活性化するな」と叫んでいた日本プロ野球関係者達も恥ずかしくてグーの音も出まい。  
 日本球界も、今一度「興行」の前に「真剣勝負のだいご味」に立ち返り、大相撲の八百長騒動以後なんかも参考にして業界内点検に入らなければ。
 ただ、ダルビッシュのレベルで点検しても無理でありますが、プロたるもの「仲良しこよしは廃して切磋琢磨、レベルの向上に真剣に向き合う」って事なのでしょう。
 そしてテニスの全豪オープンでは錦織選手が8強入り。こちらも、日本を俄にわかに元気づけてくれましたが、以前に増して確かに随分と逞しい心身の躍動に見てとれる。以後がとても楽しみな選手、大いに期待します。
 かように世界レベルは分野問わず迫力あって良いわ!、それでは先週からのバイト歴話続編は又ねっ。

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