No.1,026
2012年2月13日
今年の冬は日本海側では連日、大雪に見舞われ、除けてもよけても降り止まずに皆さん落ち着いた生活出来ず大変な思いをなさっております。屋根の雪下ろし作業中に御年配の方々が滑り落下してしまったり、軒下にいて自然落下の氷雪直撃を受けたり、雪崩にあって死傷まで出てしまったりで、過ぎたるは及ばざるがごとし。何事も程ほどで為らねば、「風情」などとは無縁の命がけの事態に進展致します。
ここ十勝でも気温が低く「シバレル」日が続き、陸別まで行かなくても十分に「シバレ」ておりまする。
ずいぶん前になりますが、陸別の「しばれフェスティバル」での音響仕事に付き合って訪問した事があり、事前の話では宿も確保されているとの事でして、今でも憶えていますが、風呂を浴びて打ち上げの「宴会を楽しみ」に想像しながら参加した。も、現地で夜ひと仕事終えて撤収中、宿の予約が為されてない事が判明、祭り最中でどこも空きが無く、泣く泣く寒空での綺麗な花火を観たあと、ワゴン車を運転して一気に帰って来た思い出が。ウキウキ、当時陸別の一泊旅行の為に小型ドライヤーをわざわざ買って出かけた、末のとんぼ返り劇に、毎年新聞で「しばれフェス」の告知を見るたびにその「宴会だおれ」の虚しさが頭を通過。何時かは「かたき討ち」にフェスに客人として参加して大いに楽しんで来よう、とよぎるも、年々寄る年波に腰が重くなりにけり。
そんな事思い出しながらも二月の節分を無事過ごし、次なるは「聖バレンタインデー」へと向かうワケですが、幾つになっても其れなりの「ときめき」を抱いて季節を渡り歩き続けたならば、それだけでも人生OKなのでしょう。
さて、話はブンちゃんのアルバイト歴、その4へ。上京した年の夏、同じアパート住人の紹介でJR小岩駅ビル内にある小さなゲームセンターで毎日曜日バイトする事に。一角に小さな椅子とテーブルが置かれ、透明のプラスチック板で囲った簡単な両替場所に座り、たまにやって来る子供相手に両替をする「見張り番」役。駅ビルの改札から出口へ向かう通路に面しているゆえに、人通りは絶えずゾロゾロと、その行き交う人々を見ているだけで上京したての田舎者としては「酔って」来る始末でしたが、仕事内容としては過去のバイト歴中もっとも楽な仕事だった様な。三カ月程度のあまり記憶にも残ってない19才の夏のことでした。