No.1,027
2012年2月20日
「ホイットニーヒューストン急死」の報には驚きました。ボクは普通に、あの大ヒット映画「ボディガード」で知り、歌の才能におののいた程度の思い入れの人ではありましたが、彼女の後もいわゆる「歌姫」と称される人は出て来るも、ホイットニーを超える人には未だ遭遇していない様な。
マイケルジャクソンに続いて、世界屈指の奇跡的音楽家が天に召されたが、彼女の死因も含め、やはり普通でない輝きを放つ者達は普通でない闇も合わせ持つ宿命なのでしょう、バランス。音楽も文学も芸術も、学問にスポーツ、秀でた才能の裏には人知れぬ苦悩を抱えているのだろう、とても大きな振幅でのプラスマイナスゼロ。
大震災以後、「普通」の尊さを強調される場面も多々あるが、普通でない星の下に産まれた人々は短命で燃え尽きてしまうケースも多々。人生を太く行けば、短く為らざるを得ないのでしょうが。昨年末に亡くなった立川談志さんは75才でしたが、彼なんかも強烈なキャラクターを「生き切った」感が強いけれど、それでもヒドク寂しいです。もうあんな、生涯を「やんちゃ坊主」的に生き切る事は許さない時代になってしまい、ツマラナイ。勝新太郎氏とか横山やすし氏、とかもね。
だいたいがインターネット社会で情報が瞬時に世界中駆け回る、そのプラスマイナス、これもバランスですが考えものなのです。間違いなく「便利」にはなったが「負」の面も多大であり、文明が滅んでしまう入り口にすら見えてくる。
自由人を許さない時代の話から「便利なモノ」へと向かってしまいましたけれど、ネットで世界が小さくなった今だからこそ、大きな視点で地球を見渡し進む方向を軌道修正したいもの。日本だって今が肝心な時なのですよ、経済のバク進が止まり、少子高齢化の明日と向き合う「何となく日
本中を覆う閉そく感」を生きるモチベーションが必要。それこそ「坂の上の雲」が!。
終戦後、米国のシナリオに沿ってココまで急カーブで上昇続けた日本国が、まさに水平飛行からフラフラと下降の軌道に移りだしている、今を生きる志。頼みの米国は既にアテに出来ない、を念頭にね。
そんな最中、日本列島は橋下大阪市長の「維新」に賭けよう、との風が日々ザワザワ強まっておりますが、ナダレを打ってはイケません。「歴史に学ぶ」と言う尊い教えも御座います。一連の「小泉郵政選挙」も最近の材料としてね。