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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,028

Bunちゃん

2012年2月27日

 どこか新年気分を引きずっている間にも、今週は御ひな祭りを迎え。
 近年とみに時の流れが体感として、瞬く間に移り変わって行くのは単に歳のせいなのか、日々に対する心構えが変化しているのか、いずれにしろ今年も又「春夏秋そして年末」へと素早く辿り着くのであろう、そしてその頃には何処ぞやも成長していたいものです。
 さて、ココの処マスコミを賑わせています、芥川賞を五度目で手繰りよせた田中さんですが、例の「都知事閣下云々の悪態会見」を見た時には「スワッ、まずいなー」、と。短時間の放映でしたが、その彼の表情からは表現者特有の危うい様がアリアリ。私なんかはヒドク分る部類なのですが、まあ、その後の展開が石原都知事の大人の対応もあり「まるく収まり」、逆に好転して受賞作品もバカ売れでヤレヤレ。ひとつ違
えば大変な袋叩きのケースでしたが、この御時世の影響もあるのか、世論は受け流し田中さんにとっては大転機の年に。彼にはそれこれ「今年こそ!」が叶った年でありましょう、そして今後がまた肝心、おめでとう。同時受賞の円城さんと直木賞の葉室さん作品も読ませて頂きますが、いつの日かボクも一発狙いで後に続くかもよ、「ウフッ」。と、唐突にブンちゃんのアルバイト歴その5へ。
 東京都と江戸川を隔て境に千葉県の市川市があり、そこに国府台と言う小じんまりとした赴きある町が。近くに里見公園なんてのもあり、学校も幾つか集まる、その商店街。小さな喫茶店、その名もカワイイ「うさぎ」。
 帰郷人の後を受けアルバイトをする事になりましたが、意表を突かれたのが初日に経営者であるママさんに仕事内容を簡単に説明され、「それじゃ宜しく頼むわよ!」、って一人ぼっちにされたのよね。料理の経験も何も無い、19才のボクは参りましたねー、サイフォンでコーヒーを入れた経験は有りましたが、それなりにフライパンを振っての軽食メニューや、なんと申しても「パフェ」の類。今で言うレシピ、作り方を書いた小さなノートを渡されたきりで。  
 結局はいつも誰かたむろしている友人に助けられて、何とか「雇われマスター」をこなしていましたが、後になっての笑い話はこのバイトに関しては多々あります。近くの病院や学校関係のお客さん達にも、とても優しく身守られつつの「つたない学生バイト」、は青春そのものでありました。
 具体的に書き出すと、長くなるので又の機会にね!

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