No.1,030
2012年3月12日
ロシアではこの度の大統領選挙において、プーチン氏の再登板が確定。そして選挙前後から積極的なる北方四島の帰属に対する発言。「すわっ」、ここに来て「山が動くのか?」、と。
昨年来のメドべーチェフ大統領らは逆にカノ地を閣僚として初めて立ち入り、「もう、我がロシアは日本の支援無くとも石油と天然ガス開発により経済は立ち直り。よって北方領土の帰属問題も語るに及ばず」、の強いメッセージを送り出してきていた処であったが。もっとも、前任期中にはプーチン氏方とは前外務省ロシア担当の佐藤優氏と鈴木宗男氏らが中心をなし「返せ北方領土!」攻勢を展開していたが、当時はロシア側の「歯舞、色丹の二島返還で手打ちに」との言わゆる「二島先行返還」のチャンス風も、日本国内の「それでは残りの国後、択捉を永久放棄になるだろう」との反対意見との狭間で決定打とは行かなかったがハタシテ今回は。沖縄返還以来の山が動くのか、強く興味を持って見つめています。
そして大震災から一年ですね。どう触って良いのか分らずに、日本中が当たり障りなく接して来た現状がこの一年後の復興状況なのですが。やはり地震と津波後の原子力発電所の事故が、放射線の漏れが復興への巨大なブレーキとして立ちはだかっている。目に見えない毒に翻弄され、答えの見えない地で生きざるをえない方々の日々。そして食品の放射線検査器は全国の市町村で、次々と稼働しては内部被ばくの有無確認が日常となる国になってしまった。
「美しい国日本」の歴史を営々と築き上げて来た先人の方々と、将来に渡りこの地で生活を織りなして行く子孫方々には、何と罪作りな世代に、我々は。いや、原発存続もしくは廃止に責任を持つ世代の責任は正にここからなのです。が、未だに福島第一原発の内部事情が把握出来ていないは、何たるお粗末、準備不足の上での原子炉稼働であったのは明らか、今更ながらも。
原発事故で多用された「想定外」、って言葉には嫌悪感が沢山であるが、どうせなら「想定外の北方領土返還なる!」ってニュースに触れてみたい。そんな時代のタイミングに今、いるのかもしれないよ。
この、大震災打撃を受けた日本へ領土返還したならば、プーチン大統領は歴史に名を残す「ノーベル平和賞」受賞もが透けて見える。
と申します処で、二週に渡って「ブンちゃんのアルバイト歴」は書けず、又ね、来週までごきげんよう~。