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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,039

Bunちゃん

2012年5月21日

 ここ十勝帯広でも週末には「お花見」が盛んであります。
 例年、ボクは春から秋にかけて緑が丘公園でよくランニングをしているのですが、先日も今年一回目の走り初めに行った折、ステージ広場には翌日曜日の「桜まつり」準備万端様子に出くわし、「あぁ~、明日は桜まつりか!、天気が良ければ来ようかな」、って軽く2キロ程度ゼィゼィ走りながら思っていた。
 毎年この時期開催される「桜まつり」とは帯広中心街の飲食店が多数参加してお店側スタッフさんとお客さん達で、ビールにジンギスカンで盛大なる真昼の宴。ステージでは賑やかにバンド演奏やくじ引き等が続く。昨年のその日は、前夜のアルコールで二日酔いではあったが、暖かな日差しに誘われて自転車にまたがりフラフラ正午過ぎ頃に会場に潜入。案の定、上機嫌で程良く酔っている見知った人々が「ブンちゃん!、おいでおいで」、と手招きしてくれる輪に入りビールにお肉を御馳走になっては又、自転車で座を移動して回りとても楽しい日曜日を過ごした。
 今年も天候に恵まれ行きたくてウズウズするも、肝心の自転車が見当たらない。ボクの場合はタクシーや歩いて行くのでは駄目なのです。自転車で会場にいる「檀家」回り、に意味があったりする。後ろ髪を引かれつつ諦めた今年は、缶ビールを空け庭の「かろうじて花を咲かす一本の老桜」を愛でながら一人、それでも暫く気分良くベンチに身を預けておりました。そして良く思い出す「花見」のルーツは何と申しましても大学生時代、市川市にある花見の名所「里見公園」。
 その時期、毎日の様にギター持って出かけては日向ぼっこがてら、ガシャガシャ弾き歌っていた。平日でも絶えず複数の花見客の輪があり、決まって酔客達が寄って来てリクエストされ歌っては「ただ酒」に招かれ、貧乏学生の身にとっては大変有り難いギブアンドテイクでありました。けれど日が暮れて来ると、その初対面の花見客達と意気投合しては、彼らの地元まで酔った勢いで同行して又、その地の酒場で御馳走になり酩酊し深夜、「フト気づけば」皆三々五々に帰った後で、そこが又、とんでもなく遠い場所であったケースが多く、そこからの帰り道がシンドカッタ。けれど繰り返してしまうのよね、バカですね。
 青春時代にはそんな名前も名乗り合っていない、一期一会の人々は沢山いますが「出会い」は正に生きている醍醐味でありましたのよ。

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