No.1,062
2012年11月 5日
今週は石原慎太郎東京都知事、いきなりの辞任会見において新政党立ちあげ国政復帰、のニュースですね。
いやいや、久方ぶりにビックリ致しましたが、齢80にしてマダマダ国の行方を憂いての「突撃ラッパ」には何だか正直ワクワクさせられます。田中真紀子氏などからは「暴走老人」扱いされていますが、ここのところ民主に自民、そして維新がからみの次期衆院選挙へも維新の支持率後退もありマンネリ化気分してきた処へのこの度。 石原さんへは「都政」投げ出しへの批判もありますが、大たいにして前回の四選目は後継候補を立て不出馬宣言していたものも、アノ東国原、前宮崎知事が都知事選に参入して来た事に嫌気をさしての出馬であったからにして、私は違和感ありません。懐刀の猪瀬副知事に後を託しても左程「格落ち感」はありませんし。
さて、「立ちあがれ日本」との連携で新党へと移行する模様ですが、今後如何に第三局を形成して政権の一翼を担い最後の御奉公改革へと突破図るのか。ココの処は日陰の身の「国民の生活第一」代表小沢さんとは不仲で、端から連携を否定されていますが一方、「キー」になる維新の橋本大阪市長とは上手く政策を擦り合わせて国の中枢に手を入れる事が出来るのか、80才の年齢ウンヌンに加え浮遊する日本丸の軌道修正時間は左程残されてはいない。
そして先々週から物議をかもしている橋本市長に関しての「週刊朝日」記事騒動。市長の怒トゥの逆鱗に触れ、又、一般からのクレームを受けて朝日側は早々に一週での打ち切りを決め、謝罪広告を打ち「完全撤退」でありますが。
この橋本市長の出自にまつわる佐野氏と週刊朝日取材班による記事は、表現が口汚過ぎて内容以前に読みづらい文章でして、連載で読み解き伝えたい事柄以前の不快感は私も強く感じた。そして橋本市長が「自分の子、孫まで影響を残す」、と言う問題の被差別箇所は確かにタブーなのだろう。多くの市民が不快感と差別感をもようするであろう事は誰にも想像出来よう。さて、それでも敢えて思うに、最後まで連載を読んでみたかった、と。「最低限のマナーを守り」は当然として形を変えて発表して欲しいね、結局は大した中身がなかったとしてもね。
この様に世間では「出る杭は打たれる」のでありますが、今回は「打った」つもりの週刊朝日側が「打たれた」、格好の「トホホ顛末」騒動でありました。