No.1,065
2012年11月26日
政治の話続きで恐縮ですが、野田首相指揮下急転衆院解散により暫しお付き合いの程を。
受けて慌てる選挙準備不足の民主、自民は元より一発逆転をにらみ水面下工作に躍起である「第三極」の面々、主役の橋本大阪市長率いる「維新の会」は落ち気味の支持率とタイミング的には「ここ一番」、都知事辞職で「太陽の党」立ち上げばかりの石原さんと妥協的共闘で一世一代の勝負へと。野田首相も追い込まれながらも自民安倍総裁との党首討論で、ドウドウの「解散花道」。
予測的には自民党の三年振り政権復活で安倍首相再登板と言われ、氏自身も未だ公示前ながら高揚感タップリで勇み足的「大胆な金融緩和」唱えで周囲は引き気味。民主党現主流は増税とTPPに関し党則をかけ党公認の踏み絵、に対し鳩山元首相は事務所開き直後に不出馬表明へ。鳩山、小沢、菅、トロイカ体制で民主党成し政権奪取も、たった三年で揃って散り、党は中堅に委ねられるもここに至っては各々員保身にアタフタ「勝てる政党」へ移籍伺い。
さて、沢山の小政党乱立で選挙の争点も大きくは消費増税、TPP、原発、政治主導への対応とされるも、それぞれ国民は自身に関わる利害から判断せざるを得ないのだろうが、候補者達も自分の選挙区の利害を代表する身故に「本音と建前」にお苦しみの事でありましょう。かと言って「比例」のみでは地盤を作れずに先の有る候補者達には乗れないお話し。
ここ北海道は農産物産業を守るべくTPP参加に否定的地域なるも、野田民主党は全国的計りに勝機を掛ける。今度ばかりは北海道党の新党大地も民主とスクラムと行かず選挙区別に対応。数年は出馬ならない鈴木代表、ならばと「いい加減腰を上げてくれよ~」、の松山千春氏もフアンの拒否反応に及び腰か、ならばならばと宗男さんの娘さん待望論も高く。そしてボクは週末の早くもの忘年会酒席で、酔いに任せて「ボクも立候補しちゃおうかなー!」と、のたまうと「ブンちゃん、市議!」、との地元名士の声にかき消され、結局はヒット曲を持たない身の自覚と学生時代に生徒会長に立候補した当時の映像と心情が蘇り、外野で「好きな事言っている気楽さ」に杯が進み帯広のネオン街に溶けて行きました、とさ。
まあ、そんなこんなで投票日まで、日々選挙に関わる情報が伝えられようが「国民レベルの政治家しか出てこない」ってセリフも今一度自問自答している次第であります。