No.1,079
2013年3月18日
いや~、ナイター中継を見ながらビール片手に贔屓のチームを応援するわ、やっぱり幸せな時間ですね、正しき昭和的娯楽が集約されて。もちろん現在はWBC、三週続けてのオープニング話題になりますが、四年に一度の又、勝ち残って居てくれている故の展開。今号発売月曜日の午前10時から準決勝、さらに勝ち上がれば20日の春分の日決勝戦、ここまで来れば午前9時なれど祭日ゆえに国民揃って又々、熱狂的応援モードに入りましょうが、ハタシテその結果やいかに!。
やはりオリンピックの時も強く想いますが、普段は一切接する事のないルールすらまともに知らないスポーツ種目に対しても「アァも、熱く」なるは国際大会の成せる、自国意識。延長に戦争なんて意識さえ働かねば、面白いナショナルチーム戦の構造がありますね、終われば称え合って次回の雪辱へと交流を交えて練習を重ね、やがて地球は一つの理解しあえる集団に。マラソンなんかも近年はケニアやエチオピア選手達とスタート地点に並んだ瞬間に、「勝てる気がしない」のは国の地形と生活文化の歴史背景によるのでしょうが、ならば外の国から見た日本人は?。
極東の小さな島国で体格も小さくも、世界大戦では恐ろしく肝の据わった命を顧みない戦闘姿勢で「不気味さ」を与え、戦後はコツコツ勤勉に精密な製品作りでアメリカの庇護下、経済大国の御金持国として、又、自己主張少なく真面目で友好的と。顕著に知れ渡ったのは先の東北大震災下での「助け合い」映像なのでしょうが、そんな押しの弱い国民がベースボールと言う世界の大男達によるスポーツ大会で2連覇し、やがて「ベースボールと野球は別のスポーツだ」、などと切って捨てていた輩も無視出来なくなり、各国も日本のスタイル「スモールベースボール」を研究、バントなんかも作戦に取り入れて来た昨今。
「柔よく剛を制す」と、柔道とか合気道では小さい人が大きい人を投げ飛ばす術は歴史にあるが、体格と資源に劣る日本人は正に「ピンチはチャンス」とばかりにコツコツと五体を使い各方面、失敗しても失敗しても負けずに乗り越えて、世界から一目置かれる国になっているのでしょう。 今こそ先人の方々の苦労を知り、教えを請うてアレンジして野球の様に経済も環境問題も各国と携えて進化して行かなければ。さあ、WBC関連も来週号の総括まで、お付き合い下さいませ。