No.1,080
2013年3月25日
四週に渡り続けて参りました三大会目のWBCワールドベースボールクラッシックも、準決勝で日本を下したプエルトリコに3対0でドミニカ共和国が勝利し、3代目のチャンピオンへと。
日本も予選の台湾戦では最終回ツーアウトからの奇跡的同点から逆転と、今回も2連覇の風に乗り「2度ある事は3度ある、の格言を信じちゃおうかなー」、との多少の期待も持ちましたものも、マアマア、戦前の首脳陣含めて選抜メンバーから受けていた勢い様に現実的な結果ではありました。逆にあわ良くば又、特筆の選手が加入していなくとも優勝もあるなー、とさえ感じさせられたのは日本のレベル堅調な高さ証明。合わせて、WBC連覇実績のパワーに頼らない「日本野球」を世界がココ数年研究、取り入れたろうな、と伺わせられる様子が随所に見られて誇らしくも歯がゆい大会ではありました。今後は一層各自、国をあげて強化に乗り出しましょうし、ベースボールは盛んになる役目を本来の目的通りWBCは果たしているのかも。
これで毎度毎度、米国やキューバのみが特出する結果を出し続けたならば、他国は本気で立ち向かおうとの気概を持たないのでは。日本が連覇で、「?」って疑問からの興味、で始まった世界のベースボール進化形があったのではなかろうかと。個別の侍ジャパン敗戦は、内川選手暴走のダブルスチール失敗に焦点が集まっていますが、これは本当かどうか知らないが、この場面で「行けたらいけ!」なんて指示する方の側に不信感。「チーム結成時からのアンニュイな不安さ」、がココで出てしまった様な。 大会を通じては若手の坂本、田中、中田選手らが「良い経験をしているな~、将来の財産になるでしょう」、と思わされる場面が多々あり希望も残りましたよ。
そんな事で又、4年後ですが今年からは侍ジャパンは通年でチームを存続してイベントや2年後にある某大会を目指すらしく、話題を提供し続けてくれましょう。「取り敢えずは関係者方々応援者方々、お疲れ様、そして既に新しき日々へ共に歩き始めているのです」。
そして今週号で三月も御終い、既に東京では桜が咲いた。じきに十勝も草木が芽吹き、辺りは緑色へポツポツと姿を変えていく。年度替わりで道々では新入生達が初々しく、新しい制服で新しい世界へ踏み込もうとしている。
「再生の時」、を味わいましょう。