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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,091

Bunちゃん

2013年6月17日

 今年もお庭いじりの始まりですよ、まずは芝生に混生するタンポポやら雑草の除去作業。昨年からは手のかかる芝生の手入れに手を焼き、いっその事と、バズーガー砲のちっちゃい火炎放射機で雑草は元より芝生ごと黒く焼き上げちゃって、お庭の中心部は気ままにアート風に土をむき出しにかたどっております。そこにベンチを置き、暖かな日はバケツ程の大きさの七輪で一人炉端で缶ビールを楽しもうと。昨今は御近所さんへの迷惑を想い、外でのバーベキューもタメラワレルご時世ではありますが、静かに匂い煙も気を配してコソコソと。この「コソコソ」が意外に背徳感を帯びて宜しかったりする。
 話は飛びますが、東京の学生下宿生活の頃は深夜にコソコソと四畳半部屋の申し訳程度に狭い流しスペースで、お腹が減りよくインスタントラーメンを作り食べたものですが、きまって六部屋ある内の何人かが匂いを嗅ぎつけ空腹抱え、ドアを「コンコン」、「ラーメン!、ラーメン!」と連呼してお裾わけを求めてやってくるのですね。どんなに部屋の電気を暗くして、コッソリ食べようとしても誰かがやってくる。それは匂いがしたら突撃隊となるのは誰も一緒で、シブシブではありますがお互い様の助け合い精神は生きていた。誰かが故郷から食品が届けられれば皆で分かち合い、暫しの食生活を助けられた共助。
 そんな貧乏学生達の風呂なしトイレ共同の「神田荘」生活、一番殺気立つのは共同の玄関に女性の履物が見られた時。それはそれは「おバカな男たちは狂乱化して誰の部屋だ!」、とスグサマ強制捜査化なる。たまに有るそんな時には、大抵誰かの妹が上京して立ち寄った、程度のものでしたが。それでも上へ下への大騒ぎ化して、暫くは話題の余韻を引きずる。バカですね、青春って。    
 さて、お庭へ話を戻しまして日曜日毎には根を詰めて木々の剪定、これが感性一発で絵や書ごとく、芸術的に仕上げるのが楽しい。小枝ひとつ落とすだけで全体の表情が変わって来るのね、大抵は重くなった頃、全体的に短く刈り込むのですが、人が床屋でサッパリするように清々しくなり。

 そして今年はホームセンター前に色鮮やかに展示されている花苗達を好きにアレンジして小さな「ぶんちゃん花畑」を画策しています。普段はピンクのカーネーションにかすみ草を好みますが、地面に初の花模様は如何に仕上がるか、奥が深そうで興味深し。

 

 

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