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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,097

Bunちゃん

2013年7月29日

 

 

 

 夕張の栗山町で、身内のお寺の住職さん91歳方がお亡くなりになりまして、一泊で出かけて参りました。

 晴天の午後2時、車に妙齢女性二名を乗せ、帯広から高速に乗りトントコ夕張まで、降りてやや暫く走り目的地のG寺へと。着くや否や各地、はるばる九州からもの久し振りの縁者達も、「どうもどうも、御苦労さま!」と声を掛け合いつつ、先ずは仏さまの元へ。お顔を見つめ、最後の御様子をお聞きし「穏やかで綺麗な顔ですね」、と合掌。

 子供の頃は皆さんもそうでしょうが、死人の姿に接する経験が少ない分「怖さ」があったが、流石に今では「或る種、死に対する悟り」みたいな心持は出来上り、お通夜、葬儀、火葬、と淡々とご家族を中心として亡き方をお送りする儀式を遂行する。僕らが子供の頃は時代がそうで、我が親族が特別ではなかったろうが、とに角「大ごと」、葬儀やらお祭りやら一見、区別がつかない地域知人が参集、スケールのデカかった事。近年は葬儀に限らずに何でも「派手にやった方が、目立てば」的、見栄興行は意味を為さず、尊敬を受けなくなったね。

価値観は変わるんだね、今の若者と言われる世代が「生まれつき景気の良い時代を知らない」のだと時折テレビでも話す姿を見るが、「そうなんだよね、バブルの時代を知らない若い社会人へ」、考え直さなくちゃならない「接し方」があるのだろう。「戦争を知らない子供達」、としてはね。

 さてさて、栗山町での通夜、一般のお参りの方々がお帰りになり、遺影を中心に写真撮影、そして本堂へササッとテーブルが置かれ、料理と飲み物をお手伝いの方々が手際よくセットする。大抵、ボクあたりが口火を切ってビールを空け、近隣席人と「はじめる」のですが、酒好きの悪いクセで「タダの宴会化」させてしまう事もシバシバ。いつも後日「もっと通夜らしく厳かに」と反省したりして。それでも「故人は賑やか好きでしたのでパアーッと!」なんて言われる通夜席もあったりで、それはそれ、ケースバイケース。この席で持参していた、ボクの10月帯広ライブチケット5枚買ってもらったり、「一曲歌って!」とのリクエストには出し惜しみしたりして。東京から来た故人の孫娘さんが美形で、「AKB48にでも居そうだね」と問うと、劇団で芝居をうっている現役女優さんだったりして、いつもの単なる酒場化のブンちゃん劇場は延々午前3時まで続いたのでした。

 

 

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