No.1,110
2013年11月 5日
プロ野球日本シリーズが始まりました、今年は贔屓の巨人戦さえ殆ど中継を見ずに過ごすもトントコ勝ち上がり、一方も順当にパリーグ制した楽天が駒を進めクライマックスシリーズに惑わされる事無く順当に一年の総決算決選です。
ここまで4戦を終えて「巨楽楽巨」、と、シーズン全体を思うに、先がより楽しめそうな展開。私は生粋の巨人フアンなれど、東北楽天創設から9年とは言え苦節の歴史と震災後を受け、どちらが勝っても「お疲れ様!」、との平たい気分で中継を楽しませて頂いております。
特筆は2度目沢村賞も決めた田中マー君、鬼の形相から投じる渾身の投球術。今年大きくステップアップ、シーズン負けなし24勝が取りざたされ後、初めて腰を据えて観させて頂きましたが「なるほど」、コントロールと球威に加え精神力に隙がありません。彼を真近にチーム内で見ている他の投手達へも大きく好影響を与えているね、それは野手、果ては監督にまでも。こうして見れば、ドラフトで高校生から野村監督の元へ入ったおかげが有り有りと伺えます、「マー君神の子不思議な子」とか言いながら、可愛がりながらも外角低めを徹底させた跡が。
そうそう、先のドラフトで帯広出身の国学院杉浦投手がヤクルトで1位指名されましたね、日本ハムに入れば一層盛り上がるだろうと思っていましたが結果オーライ、大したものです。彼の父さんも学生時代は十勝ナンバーワン投手で、速い球を投げていましたが、引き継がれた遺伝子は何処まで成長を続けるのか、下の子も今年は甲子園で宣誓したりで、この先も2代に渡る杉浦兄弟伝説を上書き続けて頂きたいですね。
さて、話はかわり先週帯広文化ホールでの小椋佳氏のライブへ入って参りました。氏へは少年の頃良く聞いた思い出が幾つもで、とても感慨深い時間でした。元より病を患いつつの活動を時折、報道で見聞きしておりましたが帯広で初ライブに接せるとは、まして来年で70才、因縁のNHKホールで数日の引退公演後活動を締めくくるらしく、正に好機でありました。こうして考えるに、子供の頃から或る時どきに惹かれた音楽家の生の演奏を大人になって追尾し、人生を振り返る事多いのですが、やはりタカが数十年来の時でも今とは「歌の存在意味」は大きくかい離しています。 ふと、例え「今世」が揺れても微動だにしない歌を作る、「明日への希望」を感じ始めたりもしています。