No.1,131
2014年4月14日
今しがた小保方女史の記者会見放送が御座いまして、それも民放は元よりNHKもテレビにラジオで生中継、時の総理が国の大事に関わる「緊急会見」級ほどの異例の扱い。
さて、疑惑持たれ大渦中下、名誉回復へド根性で姿を現し目いっぱいの説明を全国へ発した傷心の彼女の言い分は「STAP細胞は存在し多々現出を成した。自己流で研究を続け、論文の写真等は過失により不備であったと謝罪。理研社員の立場上なるも、許されるならば研究を続けたい」の要約になりますか。世間の究極関心一点は「STAP細胞が事実、創造成ったのか再現成るのか?」、でありましょうがこの問いに躊躇なく「イエス」と。ならば全ては「そうか、頼みますよ!」、で紆余曲折乍も収まり付きますが、ハタシテ。先立ち理化学研究所からは論文ネツゾウとの認定、細胞の有無は一年程度かけ検証していく旨の「不透明自然消滅切り捨て的」作戦にも聞こえるが、本日の小保方会見を受けての反応によるが、各々利害関係も御座いましょうが「同じ釜の飯同志」じゃない、前向きな着地点を目指して頂きたいですね。今後の発信を待ちつつ次へまいりましょう。
先月末に幕別町百年記念館で行われし、当日券で覗いて来た「泉谷しげる氏ライブ」件へと。むかし、何かの震災のチャリティライブで帯広文化ホールでしたか、彼の半日にも及ぶ様な長丁場のステージに半券を示せば出入り自由との設定でしたが、「いつ引き揚げようか」のタイミングが掴めずに気疲れしたトラウマがありまして、行く気なかった処でしたけれど。
がしかし、昨年末のNHK紅白で久し振りに彼の変わらぬ歌への姿勢を思い起こし、内心では「二時間くらいで治めてね」と願いながら車を走らせた。そして感想、「65才の泉谷、ライブ力の気力の衰え見えず、昔の人にはかなわないな」と、負け惜しみの弁。紅白でも「春夏秋冬」を歌い出すも観客が楽しげに手拍子始めると演奏を止め、「手拍子止めろ」と毒づいていたが、後日談で「年末に着飾ってNHKホールに来られる様な恵まれた人々」では無く、テレビの向こう側の日々生活に苦労している人に向かい唄を送っている、を聞き及び。うん、この姿勢が数多震災時のチャリティライブから今回の幕別にしろ、一貫してブレていないのが「偉い」。相変わらず自由に携帯撮影させたり、客席へ乱入したりの「泉谷流」には、何か、自らへの自信みたいなものも頂いたのでしたよ。