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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,133

Bunちゃん

2014年4月28日

 韓国で大変な事故起こり、本土から済州島へ向かうフェリーが沈没し三百名に及ぶ犠牲者。それも乗客の多数が修学旅行中の学生達、人生これからのそれこそ「箸が転んでも楽しい」、将来へ向けて希望に溢れし若者達。実際、ボクも高校の修学旅行で「東京、京都」を巡っての帰り道中はフェリーで津軽海峡を越え、甲板上で強風吹きすさぶ中、同級生達と笑顔で写真撮影した光景をハッキリとアルバムにある写真と共に記憶しておりますが、今回遭遇されてしまった人々は「あのトキめいている」瞬間の人生途上で「急停止」、十数年生きて来ていきなり「人生のハシゴを外された」命たち。
 一週間経ても引っ繰り返った船内海水に覆われ、その犠牲者と近くの岸から祈り泣く近親者達の怒りは自然、事故の原因へと向けられる。そして当初から現場の最高責任者の船長を始め、多くの乗組員が乗客の安全確保以前に逃げ出し当局に逮捕されたり、荷物が三倍も過積載らしいとか、操舵に未改善故障があったらしい、とかの情報上がって来ていますが、何れにしろ「人災」の様相。加えて韓国政府の事故発生後の稚拙な対応へも大きく自国民から批判上り、時の政権を揺るがす事態、国を上げての鎮魂自粛状態。
 東日本大震災にまつわる福島原発事故とも様々な点で重なります、何とはなしに人間は科学の進歩に連れてここ百年においても「賢く」なって来ている様な「錯覚」に捕らわれがちですが「全くの勘違い」ですね、小手先で楽をする事ばかりに意識が行って丸で「人間力に欠けた」人々が今の世界行き交っている。
 船長一人責めても救われないと、韓国民も考えが及んでいましょう、「韓国は三流の国だ」の自責の声からも、先の世代から続き自分達が積み上げて来た意識に疑問符を憶えている。これは日本とて原子力発電に対する認識とか、津波に対しての小学校の避難誘導ミスとか、同様に自責の念に陥ち入っていますが、これを機会に互いにも謙虚に日々の生活と近国との付き合いにも思いを巡らせる機会にすべきです。
 仮に日本からの海上保安庁「海猿」支援を受け入れていたならば「もっと生存者が!」、と腹の中では後悔が残りましょう、慰安婦像をアメリカの各地に設置する嫌がらせを悔いもしましょう。我ら一市民も自覚せねばならぬ、まずは「近所付き合いの大切さ」から互いに積み上げ、国付き合いも、の時代の転換期かと。

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