No.1,164
2014年12月15日
今号発売時には衆院選挙の結果も明らかになっている訳でありますが、投票前予想された様に自民党の勝ちで単独三分の二にも迫る勢い、の開票やいかに。
さんざん言われた今回は何の為の解散総選挙であるか、時は女性大臣二名交替と他にもカネ問題で追及されガタガタし、安倍さん前回総理時も同様の騒動続き道半ばで総理職を降りたトラウマ、又、消費税値上げを見送り続き発表された経済低迷数値も解散の背中を押したでしょう、そして選挙最中に施行された特定秘密保護法ら諸々への煙幕効果狙いもあったでしょう。
これで承認を得たとリセットし二年の延命も勝ちとり腰据え又、集団的自衛権に憲法改正、TPPに原発再稼働他フリーハンド的政策を推し進める事でありましょうが、前々回の民主党への政権交代で高揚した日本列島も次第に日本丸の「舵取る器」じゃないかもと、自民党へ再度舵を切り直した反省あるからね、新たなる声を上げづらくもなっている。それを良い事に自民党の強気復活以後、大阪維新の風も弱まり以降は「その気にさせる対抗軸」も現れず結局は「誰がやっても一緒的」厭世感が漂い現政権有利な流れに。 話は少しズレますが、個人的には石原慎太郎さんの存在が危なっかしくも好きでありましたがココの処、寄る年波には勝てず引退ロードへシフトしたお姿、寂しく追っております。年齢を思えば致し方ないのですが、瀬戸内寂聴さんとか田原総一郎さんに立花隆さん他大勢の頼もしき人生の先輩方の後、我々戦争を知らない世代の「心の軸」が定まっていないのが少子高齢、経済停滞、世界情勢、自然災害、原発事故と漠然とした先行き不安に覆われていますが良くない傾向ね。時期的この年の変わり目に際し、新たなる希望を創造し気持ち持ち直して生きて行かねば。
正にニュースでは盛んにノーベル賞の華やかなる授賞式映像が届けられ、青色LEDで日本人三名のお姿もありますが、「希望」について深く考える年の瀬なのです。