No.1,168
2015年1月26日
イラク、シリアで暴れ中の「イスラム国」が早、対岸の火事では無くなりましたのは安倍首相の言うところの戦後レジウムからの脱却に通じた道のりでもありましょうか。御承知の通り日本人二名が72時間内に二億ドルを払わねば命は無いとの脅迫映像が、これ迄は欧米人の同様を「寒々とした」思いで見ておりましたが正に砂漠で膝まずく邦人とナイフ武装脅迫男。武器輸出三原則とか集団的自衛権とかをイジル先にはこういった具体的な局面が現出するは、想像に難くなかったが一応は今回の首相中東歴訪最中人道支援目的での二億ドル拠出がこんな形で跳ね返って来るとは、読めなかったね。 これまで水面下で交渉があったのかは定かではないが、絶妙のタイミングで仕掛けたイスラム国、ここで日本は打つ手を違えば今後の世界でのこの国の立ち位置も大きく変わる、正に正念場。近頃話させて頂いているキナ臭い世界情勢の波が一気に到達しましたが、米英の「交渉はしないテロには屈しない」も毅然としてカッコは良いが米国の傘に隠れて七十年の日本は腰を上げかけたも、ここから独り立ちか、又腰を下ろすのか。一人ひとりが考え処です、平和な時はそれぞれが好き勝手を言うも許容されますが、非常時は軍国主義時代を想像してみても国民は政府に強く制限され。国家同士の争いよりも宗教に民族に根差す紛争は過去をさかのぼっても「血液」の中に息づくドウしょうもない本能なのでしょうが。
さて、話は変わり19才男子が有名目的でコンビニ店を背景にイタズラ動画の数々をユーチューブに投稿し、警察を煽り逃走後のあげく逮捕されましたが。インターネット時代のこうした劇場型事件は、しょうもないが、犯人の自己顕示欲目的は達成された訳で、「全くしょうもない」。と言います処で今週で一月もお終いですよ、平成27年も12分の1終了。イスラム国も怖いけれど時間に埋没する自分の存在もコワイコワイ、腰を上げなくてはならないのは自分なのですね。