No.1,173
2015年3月 2日
今週から三月、にわかに十勝帯広も気温上がり歩道に高く積み上げられた雪が解け出すも、とりわけ交差点で見通し効かないのが困りもの。行政も予算の都合も御座いましょうし互いに除雪機を配し事故を回避しつつ、の雪国の歴史ですね。今後も降雪はありましょうが根雪にならずサクッと消え又、春新緑の世界へ一早く誘って頂きたいものであります。
さて、戦後七十年にあたり色々と自衛隊の出番を増やそうと、政権は矢継ぎ早に画策していますが要するに、戦争体験者が現世に居なくなるのを待って動き出そうとの「Goサイン」の時機なのでしょう。一方ならぬ大事態に至りますと、強力なリーダーシップのもと速やかに方向を示し頂き動く、を切望するも現実は大事件が起きると普段は強気な政治家も官僚も存在感を消して一様に「押し黙る」。どうしてよいか分らずに戸惑って保身も有り息を殺して様子を伺う様にはガッカリした事が何度か御座います。今、先頭に立てばこんなチャンスは無かろうに、って時にも何処かに消える。
東日本大震災、原発事故の時も強く感じましたが、国民が立つ時には権力者達は存在を消して時間をかけて沈静化の時まで待つ、そして「そろそろ熱も冷めたろう」頃合いに国を背負うと自負する官僚諸氏達が描く理想の日本像に沿って時の政治家を上手く使って方向付けをしてゆく。世界で唯一原爆落とされ二次大戦で敗北、「戦争放棄」で歩んできた我々日本人の意識も、もう七十年も経てば戦争経験者もお亡くなりになり嫌悪感も薄れて「山を動かせるだろう」と。そんな敗戦後以来のこの国の行方を変えられるとされる分岐点、に立っているのでしょう。
今政権への批判し難い空気のまん延は、特定秘密保護法からボディブローの様に効いて来た感あり、マスコミ統制も形始め、サザンオールスターズの謝罪件もそうですが時代の転換期を自覚する事から始めなくては「こんなハズでは無かった!」と今を振り返る事になってしまう、よん。