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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,176

Bunちゃん

2015年3月23日

 今週は昨今見物して来ました、幾つかのライブの感想を。
 今帯広に戻った処ですが、昨夜は札幌ニトリホールで長渕剛のステージを見物。以前東京に住んでいる頃は何度か武道館公演に足を運んだものですが、勿論その頃の彼は現在の様に筋骨隆々では無く「線が細い優男」風でフォークからロックへと変遷の頃で何かと迷っていた歌詞も多く儚さを垣間見られたもの。が、時を経てご存じの様な路線に突入してからは、昔の純な時代を知る人々から多々違和感も伝え聞かれますがソレはそれ、腹の据わったド根性姿の長渕も安心して観られ、思ったより若い年齢層のファンも増し、飽きる事のない140分間でした。開演前から終いまで拳振り上げ「剛コール」で揺れる会場は、さながら矢沢永吉の「永ちゃんコール」を想い出しつつ長渕剛スタイルの完成形を見ながらも、ボクは冷静に「相変わらずギター巧いなー」なんて目を細め眺めておりました、八月の富士裾野でのオールナイト10万人ライブへ向け前哨戦は上々でありましたよ。
 続いては前週、幕別ホールで倉本聰さんの「ノクターン」、東日本大震災福島原発を題材にした観劇。五年位前だったでしょうか、たまたま札幌の文化会館で観た倉本富良野グループ劇、「屋根」だったのですが何とはなしに進行しもイキナリ終盤に来て思いもよらず涙腺が全壊、生のステージで泣かされるなんて体験は初めてで戸惑ったのが始まり、で、その後は倉本さんの芝居には極力出かけています、本気さが好きです。
 続いて帯広文化ホールで井上陽水のライブは四年振り。陽水も以前渋谷に住んでいる頃にNHKホールで観たのが初めてでしたが当時はとに角、コンサート時間通し口数無くロクに話さないでそれこそ「お元気ですか?」、位で歌に専念、の人でしたが年を重ねると変わるモノ、昨今はお話し満載、変わらずの美歌声とで「これぞ熟成の成せる」ステージ、で満員のお客様一同満足で帰宅の途についた模様でありました、です。

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