No.1,200
2015年9月28日
この一週間テレビを見ていて二度泣かされましたよ。
一は参議院本会議の安保法案採決直前深夜NHKテレビ中継、投票前の民主党福山哲郎議員による反対演説時。深夜二時も回り、歴史的瞬間を使命感で見届けていましたが、お酒を飲んでいた気の高ぶりも御座いましょうが不覚にも彼の全力訴えに、心動き。時間が時間だけに多くは見てないでしょうが、今後の彼を期待させられる熱弁でした。
さて、参院でも可決された今法案、コレまでも利害関係団体強制動員によるデモは御座いましたが今度の世代組織を超えた「戦争反対、憲法守れ」市民達のシュプレヒコールは、コレまたネット連帯が生み出した動き大でしょうが政治に無関心と括られた若者、今後日本を担う世代達の新たなる動き。「自らが考え行動する」姿を見せてくれ、大人たちは目を細めかつての激動時代、「言うべきことは言っておかなければ」精神が消失してはいなかった安堵感に「まだ日本は大丈夫だ」、と諦めかけていた日本の行く末に光明を感じ。若者に主婦に政治に関心を向かせた今法案が場合によっては「驕った一部政治家に官僚」への鉄槌の転換点と為りうる。
二つ目の泣かされたテレビ中継はラグビーW杯、日本対南アフリカの劇的歴史的勝利場面。正直、ラグビーは今まで試合を見たこともルールも知らない完璧門外漢。たまたま付けたテレビのそのラグビー試合は、何でも「ワールドカップ」で日本対世界の強国である南アフリカ戦らしく。どうやら世界のラグビー史においても日本が勝てば一大事らしい旨は理解し。やがてジャパンチームの「並々ならぬ熱」でグイグイ画面に引き込まれる。そしてクライマックス、確立の高い同点PK的を捨てスクラム逆転勝利に賭けた戦いの数分間、歓喜の逆転トライを見届けると自然涙にむせんでいた。初めて見るスポーツ、初めて見る選手達、「感動について」改め考え。
私の歌、図らずも目前で泣いていた幾多人々の場面が頭をよぎりつつ。