No.1,208
2015年11月23日
フランスのパリで同時多発テロ死傷者三百余名、そして先のエジプト半島沖で落ちたロシア機もそれと断定され。 当初、日本でも「イスラム国」と報ずれば安倍政府は「否、国として認めるに当たらずIS」と言い換えを求め世間も同調していたが、今や普通に世界で「イスラム国」との表記へ。
シリア、イラクの地域を暴力で占領拡大し、インターネットで移民中東系の子孫へ布教アピール、少数の乗っかり集まる若者を洗脳訓練「アメとムチ」で拡大。彼らの暴挙と同時に、せん滅目指し拡大する欧米の空爆に対しシリアから逃れる大量の難民に紛れ訓練指揮された「隠れイスラム国兵士」が世界に拡散してテロ実行。アルカイダ系とかの、「反欧米派」はこぞってメジャー化するイスラム国支配下入り表明、テロ起こし名を上げる論法で手土産的に。 それぞれが「正義は我にあり!」、と高揚しては殺し合いまるで憎しみの連鎖は世代を超え増幅、イスラム国も欧米ロシアも平和ボケ日本からはどっちもどっち。大体がブッシュがフセイン狩りに出なければ、この現状は無かったろうか。米国は元は「9.11」だ、と申せば一方は一次大戦後の占領統治国境分断とオスマン帝国時代からの民族と宗教の複雑な因縁がこんがらがりとても一概に現況を整理出来得ぬが、いずれにしろ「貧困と差別」か。
それと「遺伝子」ですね、長き人類の歴史は「命」を重んじれども殆どの時代は、現在も野生の動物では当たり前に続く「弱肉強食」に由来する。そこを避けては地球上で延々と続く争いを、人間の無意識下の本質を理解出来得ぬかと。
生まれてこの方、私も体験と知識を重ねつつ世の中を見渡して参りましたが、連れて価値観も多々塗り替えられ現在は達観的境地ではありますが、ギターを手に自然口ずさむは変わらず、二十歳頃に作った唄ばかりなのに気づいては、何だかんだ小難しい話をしつつも個々人間の本質は変わらないのね、って一人鼻で笑っちゃったりもしておりますよん。