No.1,219
2016年2月22日
安倍一強と持ち上げられてはズンズンと、円安株高を背景に推し進められてきたアベノミクス政権もここに来て危うき足音が。
それは世界情勢に揺らぎ、いくら日銀が安倍政権の顔色伺い新手を打つも、そうそう日本の思うままに為替誘導続く訳もあらず円高株安へ移行で、まずは一つの根拠ゆらゆら。そして、第一次安倍内閣降板時の大要因と言われたお友達内閣面々の迷走が、ここに来て大きく再現の様相。甘利経済再生担当相の辞任に、丸川環境相に島尻沖縄北方担当相に岩城法相のいわゆる失態続き、と。育児休暇宣言で物議かもした自民党宮崎議員は、不倫報道でこれまた議員の奥方出産直後にスパっと議員辞職、当該姉さん女房に叱責辞職勧告故らしく。
甘利さんも体調不良でひと月の休養らしいけれど、件のいきさつを聞いているとまずは、大人の誰もが大なり小なり議員さんへの市民からの陳情に対して便宜を図る構図は理解している。「ギブアンドテイク」っていう、利害関係で選挙応援に手回し、という構図。その前に、これはそれぞれ政治家が掲げる純粋なる大志への賛同、手弁当での無名応援が現実的には大多数で現実ですが、それでも個別に「テイク」に預かる人々も存在し。さて、その範囲が「法律の許容内であるか?」、がこの手の「政治とカネ」問題の争点でありますが度々言われる様に、釈明される様に、具体的には議員の秘書に相談を持ち掛けられ彼らが如何に着手するか。いちいち親分の議員に「報告連絡相談」した上での指示受けた供与なのか、最も監督責任で秘書の一存でやった事で私は関与しておりませぬ、は通じませぬが。
それにしても選挙で当選した、は「国民の代表」との大特権ですからね、対する役所で専門分野に一生精通の誇り高きお役人さん達も、にわか議員さん秘書さんにドヤし突かれ乍らも「腹を隠して」かしづき税金にかかわる仕事に定年までは、仕事と報酬と天下りの狭間で。何の仕事も楽ではありませぬ。