No.1,229
2016年5月 2日
さあ、今年もゴールデンウィークまで漕ぎ着けましたが、2016年も3分の1が早くも消化と也しけり。
街並みも色付き、ポカポカ日差しも優しく揺らめき、お外でのひと時が心地良く正に「春」本番。何度経験しても四季の始まりはダイナミックに心情も行動も背中押され、気持ちの切り替えにも持って来い。
地球上でも年がら年中、同じような気候と風景の環境で暮らす人々と、こうして春夏秋冬を繰り返す人々とでは自然、心の傾向も違って来ましょう。変化に対応せざるを得ない民達は、その分余計な箇所の脳を働かせていようし、良し悪し有りますがこれ程交通網が発達し各人「選択肢」も広がっている訳で、この連休なんかも未知の街体験で色んな人々と交流するが「生きているトキメキ再発見」の好機かと。
新幹線も津軽海峡超えて北海道上陸なりましたが、それでも札幌まで繋がる迄は実感薄く。なれど新函館北斗と東京が4時間程度とは日本列島も随分、ちっちゃくなったものです。昔は帯広から上野まで24時間程かけて汽車旅したり、車でも高速にフェリー使い同じく24時間程で行き来しましたが、その移動時間イコール何かしらの「物語」と「切なさ」が伴ったもの。そうだねー、上京して待ち合わせは上野駅前にあった電話の家が定番。「いつの何時に」、って携帯電話の無い時代だったからそこで待ち人の顔を見つけた時の喜びは、ヒドク嬉しかったものでね。現在の様に逐一、メールとかGPSで互いの様子を知り合う手立ても無く正に「待ち合わせ」ってのは大きな心の振幅を伴い、よく歌の歌詞にも登場したけどそれ自体「ドラマ性」が強く。あとは目黒区に住んでいた事も有り渋谷の忠犬ハチ公前での待ち合わせ、当時はメッカで何百人も犬の銅像周りにいるものだから、時間通りに互いにそこに居ても中々会えず、また悲喜こもごも。 「さあ春だ、ふたたびドラマを生きようか!」、諦めかけていた時代なり年齢なりの輝き求め。