No.1,230
2016年5月16日
十勝につかの間の「桜」、も記録的強風に襲われ儚く桜吹雪へと。
ここ数年、この時期は何匹のドジョウも狙い作詞家は「桜」入りタイトルの唄を連発してはソコソコのヒット曲も出ていたが、流石にやり過ぎ感が漂い今年はお目にかからなかった様な。
時にテレビで音楽番組を見ていても、ヒットチャートを読んでも時代が変わってしまったと、シミジミの昨今。「あーぁ、俺らの時代の音楽はもはや今世には死に体か」と絶望的に数年前に加藤和彦さんが亡くなった心情もよぎったりし。そんな感覚の中、たまたまこの春から始まったいわゆる「月9」と称される月曜夜9時のドラマに遭遇して。先にも春までの数々ドラマ感想をここで書きましたが、入れ替わりのドラマは各々一度ザッピングするも興味惹かれず、続けて観ているはこれのみ。
さて、福山雅治主演ですが問題はヒロインに大抜擢の藤原さくら、なる20歳の歌い手。なんでも福山君と同じ事務所の新人の娘で有り、大人の事情説や、視聴率低迷で冷めた声も聞かれるがそれはそれ。番組内で福山ギターをバックに彼女が時々に歌う、その昔のピーター、ポール&マリーのヒット曲「500マイル」がヒドク良くてね、かつて忌野清志郎も好んで歌っておりましたが。番組タイトル「ラブソング」全体通しての空気感にピタリとはまり、奇跡的と言える伝わるものがあり。
私も長年歌を自作して歌い、「オリジナル」にはこだわってココまで来ましたが、その根底にも疑問を憶える程のインパクト。ライブでも良く、誰何それの「カバー曲歌って!」、とお客様にリクエスト受けるも頑なに拒否もして来ましたが、今更ながら考えさせられております。自作を自身で伝える事に固執し過ぎて、自らの可能性を消していたを認めるキッカケになるのではと。養老さん言う処の「自分の壁」をそろそろ、東西ドイツ壁を打ち破るがごとく、ツルハシを振り上げて決壊させましょうかしら、と。