2016年6月 6日

　伊勢志摩サミット後に「広島」を訪れ献花にスピーチ、米国現役大統領で初の原爆投下地へ足を踏み入れたオバマさん。
　16分間の流石に現在地球一権力者の貫録見せ、八年前の就任時決め台詞「イエス　ウィキャン!」黒人初の大統領誕生に高揚、後の仕事実績は今一つの声も御座いますが、米国史一時代の終焉前。記念館見学短き意見あるも、被爆者代表方々とのやり取り場面には総じて好印象の歴史的訪問。広島・長崎原爆投下から71年、お年を召された実体験方々の口から「これで一つの括りを得た」旨の声を聴き、あらためて人の心の傷の深さと複雑さを想う。
　一方、サミット「G7」のこの持ち回りの会合は、少なくても今は議長国の内政への利害に利用されているのか、と。それは安倍総理「リーマン前夜様の中に在るので、消費増税延期」とのサミット利用に感じ、それも他国首脳に揶揄され、結局は一文撤回。現代の様に頻繁に各国首脳も行き来して顔が繋がっていれば、ロシアと中国不在の顔ぶれ含め従来型は改革の頃合いなのでしょうか。
　話は変わります、ボクの愛車を先週車検に出しまして。そこまでは「それがドウしたの?」って話ですが12回目の車検なのです、数えてみて下さい、それだけの年月を一台の車と連れ添っており。ここまで来るのにどれ程ディーラー車屋さんから「いい加減入れ替えましょうよ!」、とのセールス攻勢に耳をふさぎ体当たりタックルでかわして来た事か。車検回数を数えシミジミしていますが、それこそこの車との出会いと時間を振り返り家族みたいだなー、と。問題は劣化した部品、如何にネットを駆使してももう存在せず時に拝み倒し、「3Dプリンターで作ってよー!」、との叫びも工場長の胸に届くのか?しまいには「この車が廃車の時はボクも免許を返上する」と頑なに懇願も、胸中は長年連れ添った相棒との別れを予感しては打消し、傍らのカレンダーは静かにただ「ジューンブライド月」を告げるのみ。