No.1,257
2016年11月28日
今般南スーダンに派遣される自衛隊員から駆けつけ警護、攻撃されたら日本の隊も一緒になって戦闘、の序章。 平和憲法九条で、自衛隊は戦闘には加わらず後方支援、前線の後ろで物資人道に徹する、を解除。そこで問題は、この流れを模索し実行にこぎつける迄の時の流れと、今現在の世界情勢の差異。あの、米国から「ショーザフラッグ!」と言われ、カネだけでなく人的に姿を見せろ、の悔しさに15年経て漸く漕ぎ着けた霞が関に永田町達であろう思惑であろうが、根本的に要考察は、トランプ次期大統領決定余波とも。
世界はグローバル化を掲げ、希望を国家間の障壁を引き下げる事に見出し、日本の首脳も威勢よく「IT」とか「グローバル化」宣言はついこの間感も、今や大国主導内向き自国権益にシフト。安倍総理も一番にトランプ詣を実行し行動力は示すも、目前のプーチン来日北方領土返還交渉前進期待は、トランプ登場で各国首脳が世界情勢暫く様子見の雰囲気で後退。TPPも翻弄され矢張り米国出方次第で、世界の流れが傾くのを眼前にすると日本がこれ迄避けていた、自主防衛論議どき。ナルホド、今は時流に応じ即断即決求められる混沌の世、でありウカウカしていられぬ分面白くも有り。
思えば戦後復興好景気に育ち「戦争を知らない子供達」、バブルのばか騒ぎに浮かれ立ち「ジュリアナ」、その後の自信喪失「失われた二十年」を生き。そして、平成30年を区切りにと言われる今上天皇から先の時代をも想像し創造せしは、ボクらの大いなる御役目。ここの処はトランプ現象に絡め度々話しておりますが、時代の転換点が匂い、時代は繰り返すが匂い、そして同時に人間の限界を思い知らされ、現実の不可思議さに宙を睨むこと多き日々であります。
話は転じ今週から12月です。クリスマスに大晦日、今年の納めへと向かいます。穏やかに安心して年越しの時を過ごせます様に、一日一日を積み上げ。万事良いも悪いも自身の心もち次第、ですもの。