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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,269

Bunちゃん

2017年3月 6日

 三月に入りまして「ひな祭り」から「啓蟄」を経まして春が俄然待ち遠しく恋しく。
 毎年こうして春夏秋冬と季節は巡り年齢を又ひとつ重ねながら、桜を待つのよね。桜前線のニュースで今年の西からの開花映像をテレビで追い観ては心躍らせながら生きている。   
 確かに若い頃は、さほど季節の移ろいを感じ入る余裕が無くも、充分に日々を新鮮に迎えていた。押し寄せる毎日が新しくて、不思議で、不安で、楽しくて。学校で街で、人との出会い、学び遊び「なぜ?」を繰り返し、うるさがられても力いっぱい家と通学路と校舎界隈を走り回り。    
 ボクの場合は帯広の駅周辺で生まれ育ち、大通り十丁目辺りから駅西辺りが小学校時代の遊び範囲でした。駅の南側の山になった石炭置き場ではよく「キーハンターごっこ」、かくれんぼに銀玉鉄砲で撃ち合い真っ黒け。国鉄のオジサンにも叱られ追いかけられながら僕たちは、元気にヤンヤと走り逃げ回り、正に「古き良き時代」。道と言っても当時は砂利道が主で、馬がストーブの燃料である石炭積んで配達、又、馬はお構いなしに辺りにボトボト馬糞を垂れ流し。今では競馬場に行かなければ見られない希少価値な「お馬ちゃん」でありますが、そこいらの農家にも普通に力仕事の相棒として「ヒㇶーン」。増して当時は家々で番犬がワンワン。ある日いきなり死んでいて、多分あそこの誰それがうるさいと毒まんじゅうを、なんて噂話はザラに御座いましたよ。
 それは、ご近所同士の付き合い無しには日々の生活が成り立たない時代でもありましてね。ボクが上京し中目黒のアパートに三年暮らしていた時には、本当に隣人の姿一度として見ることなく「都会生活、恐るべし」。   近年なっては帯広ででさえも、ご近所のおじさんおばさんが前年に亡くなっていたと知るケースが散見いたし。知らず個人主義に変貌している「自らに違和感」で、残りの人生を顧み画描くキャンパスを目前に開きし、平成二十九年の三月です。

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