2017年4月 3日

　さあ、ここ半月ほどは東京都の築地から豊洲市場へのゴタゴタ関連で、石原元都知事他の百条委員会喚問やら「アレコレ」続き。
　石原慎太郎さんについては、百条前に先立つ記者会見同様、想像を超える展開は有らず。二大争点、東京ガスとの豊洲地買収交渉における瑕疵担保責任うんぬん、と新建屋の盛り土うんぬんについては当時の最高責任者を吊し上げようにも、あんな処でしょう。石原さんは小池現都知事へ「そんな事より、早く移転決済しろ!」とせっついて面目躍如図るが精いっぱい。
　続く森友学園の籠池氏に対し、安倍首相夫人から１００万円寄付受領騒動で急きょ、国会証人喚問と鎮静化一発勝負に出た与党。がしかし、日本列島の注目を集め午前午後に渡るNHKの全国中継、籠池氏は至って冷静に手練れ議員達の追及にも無難なる捌きを見せ続ける。中々の役者ぶりに、テレビを見続けては氏の内心を推し量るも、面白さが先に立ち次第に本質から離れドラマ視聴の気分へと。この件も結局は大阪松井知事への恨み節へ転化し、総理周辺と籠池氏周辺への不正追及は、ふにょふにょ。
　それより南スーダン、駈けつけ警護へこの春から派遣される予定であった帯広方面の自衛隊員、先の首相会見で中止、と。実際は南スーダンがジワジワ危険状態化しているも、政府は「一応の区切りですから」と唐突に。今以上政府基盤支持率降下予防が主で、加え稲田防衛大臣あやふや答弁のスーダン派遣隊による「戦闘状態日報騒動」に対する煙幕か。
　それに致しましても豊洲市場は小池新知事サイド、籠池小学校は朝日新聞による「ちょっと待った!」がなければ今頃は両方メデタク華々しくオープンしていたのだから、世の中、目先に何が起こるか知れたものではない。つい先日までは連日、アメリカ新大統領のトランプ氏の言動に、北朝鮮のお兄ちゃん暗殺事件に日本メディアは占拠されていたのに。
　年度末の国会はこんな事態、結局、「目前の大事とは何なのだろう?」