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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,274

Bunちゃん

2017年4月10日

 四月になり関東方面早くも桜満開。そして全国的に新年度・新入社員・新入学生が新たなる日々を歩み出しております。帯広では未だ道端に黒ずんだ雪が散見しておりますが、「春」ですねー、ジワジワと暖かな日差しが日々強く。
 ところで日本には何時の頃からこうして「明確なる四季」が存在し、はたして、今は何度目の春を迎えているのでありましょう。百年毎の、いやいや千年ごとで充分ですが、定点風景をスライド写真で見比べてみたいもの。
 大地の緑生化、動植物の生誕、忠類で見つかったナウンマン象とか恐竜たちの姿、人類の入植の様子、何もかもがこの同じ足元で繰り返された「不思議」。
そもそも「時間」が不思議、過去、現在、未来、って何だろう、そんなものが本当にあるのか。各種神話の枠を外してしまうと、実は確かなモノが世の中には存在しえない気がする。アインシュタイン先生の示すヒントで、少し何となくおぼろげに思い浮かべられる程度。
 昨日、気分転換に車で帯広から大正町を経て、池田町まで東へグルリと畑道を回り走って来ました。その後、利別駅前を通り十勝川温泉方面へハンドルを切ると程なく、左手に千代田えん堤の壮大な河川風景が現れる。
 たまらない懐かしさに、車を左の路肩へ寄せ止める。ドアを開け降り、右から左へ大きな川の流れに視線を落としつつ、大きく息を吸い込む。「まいったなー、懐かしいなー」、小学生の頃に親の会社関係の多くの人々と河原で催された「秋アジ祭り」での秋アジ鍋を大勢で囲む皆の笑顔を瞬時に思い出す。「楽しかったなー、でももう死んでしまった人達ばかりだなー」、なんて。現在のその朽ちた河原には幾ら目を凝らし見てもアノ時の跡形は確かめられない。この頭の脳内記憶と、あの時をご一緒した人々全員の記憶がこの世から亡くなれば、あれも無かった事になるのか。
 時間と空間の不思議に想いを寄せれば又、空を見上げ宇宙の神秘に泳ぎ出す2017年春、でありんす。

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