No.1,286
2017年7月10日
東京都議選挙の結果を受け、「奢れるもの久しからず」の法則をシミジミと噛みしめ。と共にドッコイ、民主主義は未だ活き吹いておりましたね、と。
自民党の大敗受け、党の重鎮や閣僚たちは意気消沈。昨日までの強気の姿勢「安倍一強」におんぶに抱っこ、は瓦解。第二次安倍政権も五年を経、他に期待勢力も無く消去法で安泰に過ごすも、ここの処の目に余る強引手法に流石に都民、国民は「NO」の意思表示。結局は安倍さんも第一次政権時「お友達内閣」と評され志半ば政権移譲、を彷彿とさせる展開に、「人はそんなに変わるものではない」のだな〜「イエスマンに囲まれる裸の王様」はいつの時代も変わらず、勉強になります、だけど米国のトランプ大統領の傍若無人振りに乗せられ、安倍総理も謙虚さを見失っていたとしたならば、読み違いの根底には「米国は個人主義なれど日本は集団主義」との国民意識の違いに無自覚だったのか。そこの処は今回大勝した都民ファーストの会、小池知事の周到な市民目線での世間対応に分が有りましたが、続き国政の揺らぎに点火した格好の今回の都議選、新たなる政局の幕開けへと。
さて、お話は変わり先の日曜日にフラリと帯広からJRに乗り、札幌へ向かいました。昨年の台風以来、JRが暫し不通の間にすっかりこの路線は都市間バス利用に移行の模様で、おかげで突然鉄道利用の身と致しましては席取り易く。昼前の四号車に深く座り、車窓から流れる風景を眺め缶ビールとお弁当、でカタンコトン。しばし心地よい時間の後到着、札幌駅の書店と楽器屋さんを巡りやがて大通り公園まで散歩。たまたまのベルギービール祭りと、ベルギー人バンドが演奏している公園の丁目に引き寄せられ又ベンチに座りビールを飲みながら、行き交う人々を眺めつつノンビリと。後に工藤忠ちゃんの店に寄り一曲引き語りをし、夜のJRで帰帯。
贅沢な日曜日の過ごし方ですが、日常から離れ、初めて見えるもの。それは己の客観でありましょうか。