No.1,297
2017年10月 2日
いきなり衆院解散の総選挙ですって、それでもって「なんで今?」って。
こじつけの裏理由とも言える、都議選大敗支持率低迷後の上振れ、民進党内ゴタゴタと野党の選挙不準備、北朝鮮脅威への国家団結感、諸々鑑み不意を突いたタイミング。そこで「解散は総理の専権事項」との法的根拠は正当なのか、も問われつつ怪しいながらも決行。
さて、そこで「千載一隅のチャンス」とばかりに小池新党「希望の党」結党華々しく。確かに東京都知事職で築地市場の豊洲移転、東京五輪会場系でもゴタゴタ、相当の出費も招いている最中、その課題綱引きをも上手く引用し、自民党支配する東京都議会選挙も圧勝で大突破、結果的に長らく高圧的だった自民党総裁安倍首相に国民の面前中継で「すみません、奢っていました」と頭を下げさせさえもした。
先ほど午前の時間も考慮されつくしの結党会見、各局テレビ中継生放送されていましたが、言われるように小池百合子さんは大した「策略家」。上手いわ、メディアの向こう側に居る国民への訴え操作力が。効果的なPRビデオなんかもいつの間にか用意してあり、党首としての声明も「いいとこ突いた」論点。案の定雪崩を打ってこの時勢を得た党へ、自らの就職先確保欲求と少しの志を抱いた人々が「我も入れて、入れて!」と殺到もする事でしょうが。
これからの話ですが、与党と相対してこれほどの対抗勢力が結集するも長らくは無かった、興味本位に言えば大見モノになる予感。正直、都議選と区長選挙に関し自民都議会のドン、などと呼ばれる勢力と潰し合いの喧嘩して退かさせ、敢然と引退までを観ては「大丈夫か?消されやしないか」、と危惧さえしたもの。がしかし、考えてみれば彼女の経歴もポッと出の、ソンじょソコらではありませんでしたものね。
欧州国の女性リーダー達を見ていても強く感じますが、昨今は「女性の強さの根源」にヒドクそそられております。