2017年11月27日

　ご存知の如く、小池都知事に風が吹きしも今となれば「束の間」。衆議院選挙に続き直前の葛飾区議選でもだめで、早々と希望の党代表を降りちゃって。２か月前の事ですよ、華々しく希望の党結党でこの衆議院選挙で安倍自民党を引きずり降ろし「小池総理の目」も本当にあるのではないかと、ザワつかされたのは。
　小池さんの民進党との合流時のセリフ「改憲に安保、同調しない人は入れてあげませんよ、排除!」の言葉が強烈に日本列島を巡り、少し前に安倍総理を都知事選でお仕置きした都民と申しますか国民一般は、今度は「小池生意気!」と踵を返し背を向け、ソッポ。何なんでしょう、これはこれで昨今の「世論風」の腰の落ち着きの無さ。
　逆に先の都議選で負けた安倍総理がその後、ペコペコ姿勢を見始めた時点から有権者は味をしめてしまったような。それまでは「自分一人が投票に行こうが行くまいが、大勢に影響し得ない」との無力感を憶える一有権者達も、昨今はネットやSNSでつるんで力を得、ある意味増長暴走気味のような。主権在民の民主主義は良いのですが軸が無さすぎる、何処か風の吹くままに無意識にスタンスも変えていないか。
　トランプ大統領に忖度する安倍総理を見ていて、今度は無意識にそこから日本国民に降りて来る意向に「是々非々」を抜き、追従しているボクら。　話を戻しますと日本から韓国、そして中国と訪問したトランプ大統領を各国では日本には負けじ、と「もろ手を挙げ歓待」していましたね。これを見ていた安倍首相は心穏やかなはずはありません、当然「ジェラシー」も起こります。そして、もっとこっちを見てとアレコレ差し出します。
　韓国や中国トップとの交流の場面と成果を見ていますと、「う〜む、流石に世界を股にかけし商売人、本音は腹の奥底」。
　大統領に当選した折にトランプさんの自伝を読みましたが、心に引っ掛かった言葉の一つ。「信用させたら勝ち、させられたら負け」だって。