No.1,318
2018年3月12日
十勝をも襲った、一日での「60 cmドカ雪」いゃはゃ!。
今年に入っても日本海側の雪国では豪風雪に見舞われ、延々と行く手を阻まれて途方に暮れるドライバーたちのニュース映像を、暖かな部屋のテレビで何度か目にしたものでした。
先日も関東の友人が心配して、「雪の被害大丈夫?」と気づかいの電話を頂きましたが、その時は余裕で「あのね、アチラ方面との間には日高山脈がそびえ、雪を遮断してくれているのですよ、へ・い・き」などと余裕でしたが。
さて、夕方の5時に駅付近のパーキングから、半日置いた車を視界が開ける程度にブラシで雪除き発車。既に周囲では数台の車がハマり、降り続く雪の中、人々が懸命に押したり引いたり、何処か懐かしい昔の風景が影のように展開されている。「なんか、夢の中にいるみたいだなー、子供の頃に遭遇していた世界」とトリップ感満載。そしてボクもゆっくりと進んでみたが、5mも進んだろうか、おもむろに「スタック」。以前からトランクにスコップが積んであるので、ドアを開け一度降りしきる雪の空を見上げ、タイヤの前後雪の掘り出しにかかる。そんな事していると、そこらで雪ハネやなんやしている人々から、「ブンちゃん!、このまま車置いて帰った方がいいって!」などと声をかけられるも、愛車のパワーに自信過剰のボクは、「うんうん、大丈夫」と、そこに又通りかかった5人の知り合いの男達に押してもらい脱出。でイザ、出発。
が、しかしここからの顛末が面白過ぎるが、長過ぎて書ききれず。その後、4度埋まってそのたび行きずりの人々に押してもらい、ヒイヒイ言いながら我が家の前に辿り着くと、門前で埋まっている娘さんの車を今度はレスキュー。2キロ程度の道のりを5時にスタートし、着は8時30分に至る過酷な『スノーバトルドライビング』でありました。
皆々様も、誠にもってご苦労された事でありましょう。人の情けが実に身に沁みた”3月1日”でありました。