No.1,353
2018年11月26日
日産自動車のカルロス・ゴーン会長いきなりの逮捕報道から一夜、十勝でも初冠雪は昨夜のこと。
今や仏ルノーと三菱自動車との連合で世界第二位の売り上げを誇る。そんな折、日産自動車からの報酬額を過少申告、有価証券取引法違反容疑など長年に亘る「重大な不正行為」が明らかになった。日産上部数人と検察が用意周到な準備の上で、昨夜の一件との事。一見、ゴーン会長の存在が邪魔な勢力によるクーデターかと印象持ちますが、真の内実や如何に。ナショナルブランド的トヨタ自動車よりも優位の売り上げ台数に、株式所有数ゆえ日産からルノーへ利益が流れ、って事も大背景か。
うがった見方をすれば「国策捜査?」って話にも、ゴーン氏が日産の救世主に為りしから早二十年、三菱自らも傘下に時代も変わりここに来て「出る杭は打たれ」か。背後の米国トランプの影響もあったりしてね、直近の金融商品取引法の改正が今回の逮捕に効いているは、目的有の立法だったとか。
韓国も幾つかのメーカーが飛躍しておりますが、内実は外国資本が多く上がった利益ゴッソリ国外へ持っていかれ、って話も聞きますが日産も、否日本もそこに手を打つ勢力図も御座いましょうし。
何れにしろ昨今人気の日曜夜ドラマ、「下町ロケット」の如く今においても、キレイゴトだけで世の中は回りません。「法と情」で成り立っている社会でありますが、時代により勢力によりそのバランスは左右に振れる。プライベートで田中角栄関連本を読んでいますが、重なり想う処、随所にあります。
話は変わって、近頃取り沙汰されるニュースをもう一つ。
航空会社のパイロットが複数、搭乗前の飲酒程度を超えて運航に支障、で幹部謝罪会見続き。イギリスではJALの副操縦士が逮捕されちゃったりして。飛行機の操縦も自動運転が主で責任意識が希薄なのでしょうか、チェックも身内で完結、閉じた世界はいつも腐敗にすら気づかない。
二十一世紀、「AIと人間との諸々の操縦かんの奪い合い」は、始まったばかりだ。