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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,366

Bunちゃん

2019年3月11日

 気づけば、夕刻日が落ちる時間が後退、一日が少し得した気分の今日この頃。このまま行けば、今年はゴルフ場のオープンも近そう。そうそう、自転車の空気を確かめ、明日からは自転車通勤にしょうかしら。そんな、春の匂いに誘われ我ら生物たちはムクムクと冬眠から覚め、久しぶりに日を浴びたまぶし気な「生気」を感じ入る。  
 春夏秋冬、このサイクルが365日で廻る絶妙なバランスの上に、特に北海道なんて言う土地は恵まれ破壊と再生を享受の日々。近年は地球温暖化のせいか、冬の厳しさ和らぎ夏も気温上昇で、ワザワザ飛行機に乗って極端な気候違いのリゾートへ出かける気すら起きない快適、北海道十勝帯広。同じ地点に居座るだけで、色とりどりの生活を気の持ち様で「楽しめる」。
 よく、常夏南の島に、最北厳寒の地に、と人は意味を見出そうとしがちですが、矢張り「飽きる」。バックパッカー達も一頃の青春熱情に駆られ地球横断しておりますが、魚や鳥なんかは本能ままに生涯賭け地球を横断していますが、行きつく先は故郷。    
 テレビ番組の「ぽつんと一軒家」を先日初めて観ましたが、人間とは生まれ育った土地への得体の知れない愛着心だけで、一生を添い遂げられるものですね、と。ご先祖様から綿々と受け継いだ「記憶の世界」に、人はそれぞれ生き続けている事を目の当たりに。そうして初めて実感覚として、被災し故郷を追われた人々の、深い深い嘆きが理解でき得。
 百歩譲って、その地が火山に河川氾濫に津波など、そんな自然相手の災害ならば未だ、聞く耳だけは持ちましょう。それでも多分、力ずくで引きずり出されても抵抗しましょうが。
 けれど人工原発放射能だとか、沖縄での米軍基地に、高速道路に、再開発、だとかの理由で追われるは誠に忍びない。鮭が一生を賭けし旅の先、命からがら産卵の為に目指し上流床が、いざ存在せず迷い悲しむ姿は切なすぎる。 「故郷は遠くにありて思うもの」も切なすぎる。
 感謝して空を仰ぐ。

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