No.1,382
2019年7月 8日
日本でのG20サミット、世界の主たる国のリーダー達が一堂に会した晴れ舞台での議長国。
流石に皆並んでの記念撮影は壮観であり、あの顔この顔もおいでになり。そして又、やってくれたのはトランプ大統領で、帰り道に韓国に寄るついでに前日のツイッターに答え、南北境界線で出迎えるは金正恩委員長。あれ程に安倍総理が関係性の構築に長年四苦八苦する相手に、SNSだけでこれだもの。正直、敵いません。現状では世界主要三か国、米国に次ぎ中国の習近平国家主席にロシアのプーチン大統領も、何しろ奔放なトランプ外交にはお手上げ状態。
こうして見ていると、安倍総理がトランプ就任後一番に面会したとか、何度もゴルフを同伴したとかの対米国日本優位感も、実態は駒の一つ。「金銀飛車角」の次辺りで挂馬位の感じで手懐けられていた実情が、薄っすらと垣間見えてくる。だから、トランプは元々の政治家で無い分、本当に大統領になりたくて立候補した訳では無い分、今までの作法に捕らわれない取引のプロ手腕そのままに、ダイナミックに世界を操りだしている。このまま最強国アメリカの金看板を背負い、「アメと鞭」の手練れでまんべんなく世界の国々をコントロールし続けると、21世紀の世界地図をも書き換えかねない。
さて、ここまでの話ですと、とても面白い世界展開に進展する目も見えてきますが、それはあくまで他人事で観ている分には。人間、度を過ぎた事を続けると何処からともなくもその突出した生命を葬る力、が働き出します。織田信長なんか頭をかすめますが世界の歴史を観てもやはり、出過ぎた杭は砕かれるのが自然法則です。
そういった意味含めて、トランプ劇場を見ているのですが、何しろ今までの処は面白い。世界が舞台の壮大な小説を読み進めている途中感、けれどボクが彼の支持者な訳ではありません。自分がアメリカの大統領だったならば、アレをこうしてコレをそうして、ってワクワクします。
今から生き方変えようかな(^_-)。