No.1,396
2019年10月21日
この度の台風19号。気象庁から数日前より「かつてなく激しい風雨が襲い、各人命守るを最優先に行動を」との続く報道に日本列島身構え迎え撃ち。週末一晩続くNHKの中継番組付け放し、ウツラウツラ夜明けまで。
多くの地点で最強レベルの大雨警報、ダムの放水予告、河川の氾濫も夜中で掴み切れない静岡以東の現状。かの大震災を記憶に蘇らせる胸のザワツキを共有しつ、明けて数万の避難者、死者不明者三桁に迫り心痛。言われるように日本でも自然災害が頻発する昨今、原因が温暖化によるものなのか、それは人間の経済活動に由来するものなのか。それとも地球における時間軸の中での、行きがかり上、自然変動途上にすぎないのか。
いずれにしても二酸化炭素削減、海洋廃プラスチック減が目に見える環境への配慮と位置付けられ、経済活動との矛盾は世代間闘争に火を点し。国の借金や年金原資、原子力発電の後始末諸々。負の遺産に若年世代は気づき始め、そして無力感。
確かに先送り出来るうち、100年後には現在の人間達は地球上から皆居なくなっている訳で、「後は頼むな!」と呑気。なら我々が受け取りし時代はどうか。昭和、平成、令和と見て来て以前の世代に注文付けは矢張り、太平洋戦争の悲惨な敗戦なのか。と、言ってみても展望は開けず、結局は目先の欲望を貪る日々。だから人はロケット開発に、宇宙にすがり、食い尽くした地球から目を背けようとしているのかもしれない。文明の利器とは正反対に見え愚直に前進を続ける、ラグビー日本チームの寡黙な生物本来の生命力にただ感動するのかも。富良野に移住し芝居に打ち込んできた倉本聰さんの「富良野塾」の生公演やドラマを観る度にも泣かされましたがそれ以来に思う感涙。
4連勝で「ベスト8」迄辿り着いたラグビー日本大会ジャパンチーム。並行したプロ野球クライマックスシリーズに、サッカーW杯予選に、バレーW杯他、追従を許さない堂々の存在感でした。そして更にベスト4の道へ、と。