No.1,400
2019年11月18日
11月中旬の今現在、帯広ではまだ雪は降っておりません。
しかしながら気温予報を見ていると、上は5度前後から氷点下へと「冬感」ヒタヒタ。冬タイヤへ交換しましたか?厚手の毛布をベッドへ加えましたか?ストーブの調子は大丈夫ですか?
想い返せば今年の夏は、否、春から暖かい日差しに包まれ、30度越え真夏日も幾度も繰り返しやってきては「温暖化」を実感させられた約半年間でした。NHK朝ドラ「なつぞら」効果もあってドコとなく、浮き足立ちつつ暑い夏を過ごしましたね。
そして平成から令和へと切り替わった、区切りの年にもなりましたね。
つい先日に終了した日本でのラグビーW杯には、期待していなかった分をも数倍に増幅され強烈な「にわかフアン」を日本列島に産みだしました。これはスポーツのテレビ中継、トンデモナイ力をまざまざと知らされ。今迄ラグビーの破壊的魅力は、テレビ以外で伝達されても「無かったもの」として、一部マニア以外には過ぎ去った時間になっていたのでしょう。
そして、この本気の熱量有る体を張ったプレーを知ってしまった今、これ以前まで夢中になったスポーツ観戦を冷めた目で観ている自分を知る。
そう、「ひとたび知ってしまうと、それ以前にはもう戻れない」。人は生きていると様々な事象に対して、このセリフを経験として知ることになる。以前まで楽しかった事、夢中になっていた事、或いはコウだと決めつけていた事への認識が逆転し、ひとたびそうなるともう後には戻れない。
薬物とかの様々な依存症も同様な事であり、ある脳の回路がひとたび繋がってしまうと、或いは切れてしまうと、それ以前の自分には完全には戻れないのでしょう。
だから「教育」。もう戻れない大人達がこの先、生き行く次世代の人々の健やかなる地球環境、そして知恵を橋渡しして行きたい。そんな事を部屋の窓から遠くの空を眺めつつ思う。
初冬、どうぞ、身も心も暖かくして風邪等ひかぬように、ね。